〜キャラクター紹介〜その➄
【ミレニアム・リチオフォスフェイト】 17歳
愛称 ミリィ
金糸雀色の髪、紅紫色の瞳
ソールの表の顔である“何でも屋”助手←居候の間違い。押しかけ女房とも言う。
牛乳瓶底眼鏡を掛けて、癖の強い金糸雀色の巻き毛をおさげに結っている。
だが眼鏡の度が合っていないのか、本人がおっちょこちょいなだけなのか……
何時も失敗して、何かしら壊している。
ソールに「何もしなくてイイから、じっとしててくれ!」と懇願される、超天然の破壊娘。
顏も童顔なので、14〜5歳に見られる事が多い。ソールとは8歳違い。
普段はソールが事務所兼自宅として使っているアパートメントの部屋の、二部屋離れた一室を借りて住んでいる。
偶々、其処が空き室になっていたので、ソールがミリィを助手として雇った時に借りる事にした。
ミリィは何時も其処から助手として通って来る形になっている。
眼鏡を外して、髪を垂らすとこんな感じ↑
ミリィはソールに一目惚れした感が強いが、実はソールの請け負った事件に偶然巻き込まれたのではなく、そうなるように計算して近づいた節がある。
彼女は“ミリィ”としか名乗らず、それ以外何も話さなかったが、ソールの情報網を持ってしても彼女の素性は掴めず、だからこそソールは彼女に興味を持った。
警戒しながらも、手許に置いて彼女の背景を探ってみようと――それが助手として雇う事にした理由の一端だった←本名が分かるのは、かなり後になってから。
年上の清楚な美女が好みのソールにとって、ミリィは対象外だったし、捨て犬を拾って面倒を見てやってる〜というのが最大の理由だったりするのだが……。
しかし素朴で底抜けに明るいミリィの存在は、やがてソールの心の闇を照らし、ソールにとってもミリィはかけがえのない存在へと変化していく。
実はミリィこそがソールが主役の『情報屋シリーズ』のヒロインである。
因みに、今でもソールが引き摺っている報われない恋の相手に、ソールが自身の気持ちを伝えた事は一度もない。
もし伝えていたらどうなっていたかは分からないが、たとえ両想いだったとしても、二人の想いが報われる事は決してない禁断の恋だった。
ソールが士官学校を中退してウォリングス家を出、己の人生を懸けて追っている事件に、その想い人の存在が深く関わっているが、ミリィもまた無関係ではなかった。
果たしてミリィは敵か味方か?
ソールへの想いは、演技か本心か?
ソールが主役の別物語『情報屋シリーズ』は公開予定がございませんので、取りあえずヒロインであるミリィの紹介をさせて頂きました。




