〜キャラクター紹介~その②
【ブルー】
「ブルーの章・Ⅱ」に登場する白銀の毛を持つ狼。
「指令№Z.30432~第二話~」でソールが「一時、白銀の狼を連れてた事があるからついた異名だとか……」と語った“噂話”は事実である。
この狼とロトが銀の髪だった事から“SILVER・WOLF(銀色の狼)”と呼ばれるようになった。
 
重症を負った赤ちゃん狼をロトが見つけて傷の手当をし育てた(発見時、母狼が既に死んでいた為)
ブルーという名前はロトがつけたものだが、この名は「ブルーの章・Ⅰ」に登場する少年の名に由来する。
 
SDAのエスパーとの戦闘直後、疲労(←肉体的な疲労ではなく、心労)で道端に蹲っていたロトを介抱してくれた心優しい親子――母親と幼い兄妹の三人暮らしだったが、その兄の名前がブルーだった。
ロトは直ぐに親子から離れるつもりだったが、間髪を入れず襲ってきたSDAのエスパーとの戦闘の巻き添えで親子は死亡。
これがロトの心に大きな傷をつくる事になる。
これ以降、ロトは以前にも増して人との接触を避けるようになった。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
 
この親子を失った直後に見つけた狼の赤ちゃんだったので“ブルー”と名づけました(雄の狼でしたし)
「ブルーの章」Ⅰ・Ⅱも本編では省略しますので、少しだけ紹介させて頂きました。
因みに「ブルーの章・Ⅰ」は学生時代にコミケで、友達と結成していたアニメーション同好会の会誌と共に販売した短編漫画です。
その時は今とは少しタイトルが違いますけどね。
 
【補足】
イラストを見て頂けたら分かると思いますが、ブルーはESP能力を使えます。
これはブルー自身が元々持っていた素養ではありますが、そのまま何もなければ生涯この力が目覚める事はなく、普通の狼として一生を終える筈でした。
重症を負っていたブルーをロトが治癒能力で応急手当した事や、常にロトの傍に居た事で眠っていた力が呼び覚まされました。
瞬間移動、念動力等を使えますが、その力は“ロトを護る為”のみにしか発動しません(……と言うか、発動させません)
 




