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出雲荘のお稲荷さん  作者: 十之間 乍家
序章
1/2

「はじまり」

初投稿になります。

―――――とある町の、とある神社の前にて






宙を見見上げ、腰に手をあて苦笑する少年と

宙に浮き、笑顔で稲荷ずしを頬張る狐耳と尻尾のついた少女がいた


「ところで、稲荷ずし一つで簡単に絆される神様というのはどうなんだろう」


「それはー…………親しみやすくお手頃じゃろ?」

親しみやすいのは確かだが、お手頃とはどういう事だろう


「その、有難みが無いというか僕の中でのイメージが崩れていくというか

 もうちょっと神様としての威厳とかはないのかなと思うわけですよ」


「ふんっ、他の神どもは知らんが、儂は儂じゃ。

 うまいものが食えて腹が膨れれば幸せなんじゃからそれで良いではないか」


「それはそうだけど、なんか話がずれている気が…」


「それに、このような"びしょうじょ"と一緒に居られるのじゃお主も役得じゃろう?」


少女は自慢げに胸をそらす

耳がぴくぴくしている、この神さまやたら偉そうだ



「まぁそれは否定しない。美少女のくだりは置いといたとしても

 実際その耳や尻尾は見た目も肌触りも最高にもふもふで素晴らしいしね」


「そうじゃろうそうじゃろう!儂の毛並みは他のキツネどもに比べたらぴか一じゃからのう」


褒められて嬉しいのであろう、尻尾がフリフリと揺れている

僕はついついそれを目で追ってしまう


もふりたい…



まぁ、実際のとこ

「退屈だった生活に色を付けてくれたのも神さまだしね。

 感謝はしてるよ、もふもふさせてくれるし」



「お主は本当にもふもふが好きじゃのう…」




最後はそう言って呆れる神さまであった―――――















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