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月神の都、アキウトゥミクの物語 12

 ルシウスは祭壇に近づいて辺りを見回したが、祭壇の他は何も見る事ができなかった。

「エルミアスの体は地に呑まれたのでしょうか」

「エルミアス将軍は月神の怒りを受けてその身を動物に変じました。そのような事は永い月神の伝承にも記されていません。そういう意味ではあの方は非常に類い希な方ですな」

 ルシウスは老人の言葉に皮肉の棘を感じ、頃合いだと悟った。案内をしてくれた事に丁重に礼を言い、助けが必要かと聞くと、老人は黙って首を横に振り、その場を立ち去った。

 ルシウスが神殿跡まで引き返すと、先程の白い蛇が後をついてきた。ルシウスはその蛇を伴い、かつては不思議な美しさに満ちていたアキウトゥミクの廃墟を後にした。


 閲覧していただき有難うございました。急にこんな感じの話が書きたくなって書いたものです。少しでも気に入っていただければ嬉しいです。

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