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ニワトリ、道端でオークと出会う

朝日の光で目が覚めて欠伸をした

ニワトリになって初めての日を迎えた


「くわァ〜!!

朝、、か、、」


まだ拙いが昨日喋る練習を猛特訓してスキルレベルは20を超えていた


「さて、、、取りに行きますか!」


今日は森の散策

そして周囲の状態把握

それも兼ねてジンは森の深くまで行くつもりだ

鑑定スキルを常時発動しながら周辺の草木の鑑定

そしてスキルアップも狙っていく


「なんか調味料や果物とか落ちてないかな」


キョロキョロ確認して目をこらす

しかしこれと言った物は落ちてない


「なかなか落ちてないものだな

アイテムボックスに入れれるものは腐らないのはありがたい」


とりあえず薬草やいい香りがするものは片っ端からアイテムボックスに入れていく

少し深く入ったあたりで当たりが騒がしくなってきた


「なんだなんだ??」


少し遠くから様子を見ようと思って確認しに行くと


「なんだあれ??

オークかな?」


オークの群れ10体ほどが道端に倒れている

中には命からがら生きているメンツもいる


「んーーーー、、、、襲われなさそうだし

人外として行っていますか!」


ジンはオークの傍に行く

オークはジンをちらっと見た


「なんだ、、、ニワトリか、、、

良かったなお前、、、今の俺には食えん」

「お?喋れるのか?

大丈夫か?」

「俺もとうとう、、、幻聴が聞こえてきた、、か」

「幻聴やないぞ〜

どうした?腹が減ってるのか??」

「空腹と、、、喉の乾き、、、

せめて、、この怪我さえ、、治せたら」

「だったら良いのがある

治っても俺を襲わないと誓えるか?」

「、、、誓おう」


その約束を聞いてジンはアイテムボックスにある薬草を大量に取り出した


「これ使い方分からんのだが口に突っ込めば良いのか?」

「体が動かん、、、口に入れてくれ」


ジンは脚でオークの口の近くに薬草を持っていく

オークはもしゃもしゃと薬草を食べる

見る見るうちに怪我が治っていく


「おー!おぉーー!!

上質な薬草!

仲間にも与えていいか?」

「おう!どんどん食わせてやれ

在庫なら沢山ある」


オークとジンは倒れてるオークに薬草を片っ端から与えていく

2体、3体と怪我が治って回復していく

ある程度動けるようになったら

ジンは近くの魔物を狩っていく

お腹が空いているだろうから食事になりそうな物を狩っていく

近くにいた動物や食べれそうな果物を一通り手当たり次第にとりまくる

この森林はちょっとやソッとじゃあ崩れない

一通りアイテムボックスに入れ込んでオークの元に戻った

行き倒れていたオーク達は今ではピンピン動いている


「元気になったのか?

良かったよかった!」

「主様!」


ジンがオーク達の前に来た瞬間オーク達はジンに跪いた


「おいおい!ニワトリに頭下げるんじゃないよ!」

「いえ!主様が拾ってくれたこの命、オーク一同!主様に捧げます!!」

「とにかくゆっくり話をしよう

この先に俺の拠点があるから一度来てほしい」


ジンとオーク達は拠点へと移した


「お前達腹減ってるだろ!

誰か料理できる奴はいないのか?」

「多少心得のあるものがおります」

「おー!じゃあコレらを使って皆で食べれる物を作ってくれないか?

俺も腹減ってるし」


アイテムボックスからドサドサと肉や果実、香辛料を出していく

香辛料あったの??道中鑑定スキルがレベルアップしてその草が食べれるものか、どんな味がするのか分かるようになったおかげで胡椒っぽいものやハーブ系の香草を採取して帰ってきていた

料理ができるというオークは目を輝かせて食材を持っていく


「さて、、、料理ができるまで何があったか話してくれるか?」

「、、、お恥ずかしながら我々の里はハープ達の手によって壊滅しました

生きているオークも私たちだけでしょう

里の皆は、、、」

「ハーピーって翼のヤツか?

なんでまた急にそんな事をしてきたんだ?」

「分かりません

いつも通り暮らしていたら奴らいきなり火を村に放って性別年齢関係なくいきなり襲って来ました

我々は、、、たまたま村を離れて狩りをしておりまして

助けに行ったのですが親父、、、村長から妹と共に村を離れろと言われ

逃げられる仲間を連れて命からがら逃げておりました」


唯一小柄なオークは妹なのだろう

料理を作りに行ったオークと一緒にご飯を作っていた

ジンはなるほどっと呟いた


「あんたら行く先が無くなったんだよな

だったら俺とここに住まないか?

って言っても俺も昨日ここを拠点にするって決めたから何も無いけどね」

「いいのですか!?」

「俺は羽しか持たないから手が欲しいしな

それにこの世界の事を色々教えてくれたらありがたい」

「我らの命を救ってくれただけでなく

住処まで与えてくれるとは」

「お料理が出来ました」


タイミングよく料理が出来たみたいだ

美味しそうな匂いが漂ってくる


「積もる話はご飯を食べながら話そう

そうだな名前が無いと不便だから

村長の息子の君にオークライ、妹にはクミンとこれから呼ぶよ

他の者はオークライとクミンが名前を付けてくれ」

「分かりました

オークライの名しかと受けさせてもらいます」

「主様ありがとうございます!」


オークの兄妹はジンに頭を下げた

ご飯を食べる為に食事の場所に行くと十分すぎるぐらいのご飯が用意されていた

オーク達は遠慮なくご飯にありつきジンはオークライにこの世界の事を聞く

分かったことは

王国は人間が統治しており

この森林の様な場所には様々な魔人がいる

そして縄張りなるものがある

ここローデン森林とその付近の土地は青き龍が縄張りとしている

そしてオルドバス地方の首都はドルス王国

魔王は確かにいないが人間の争いは

悲しいかな人間がいるからいざこざがあったりするらしい

魔人と魔物の違いも軽く説明すると

オークや襲われたバーピー、ドワーフなど亜人系のモンスターを魔人と呼び

魔物は動物や生き物などの事を示すらしい

特に魔物は好戦的で意思疎通が出来ない


「なるほどな〜

ってことは俺は本来魔物の部類なのか」

「ですが主様は意思疎通ができるので、、、どうなのでしょう」


色んな話をしていたらお昼ぐらいだった時間帯はあっという間に夜になる

家などがないからみんな雑魚寝で寝てもらった

オークライと明日の話についてジンはまだ話している


「いまこの拠点に必要なのは皆が安心出来る小屋

それから食料でしょうね」

「ってなると明日は周辺の木を伐採するか

小屋を建てるにあたって適切な者はいるのか?」

「一緒に逃げできた仲間に少し心得のある者がおります

この者に明日は指示役を任せましょう」

「そっか

食料は俺が森に入って果物の種や薬草を採取しに行くか

明日もやることが沢山あるな

一通り落ち着いたらオークライの村にも行ってみよう

もしかしたら生き残ってるオークがいるかもしれないしな」

「、、、はい」


話し終わってオークライは夜の見張りに行った

夜の森は危ないらしい

なので交代で見張りを立てることになり数時間交代で見張りをする

ジンは見張りのメンバーには入っていない

自分もやると言ったがオーク達が止めてきた

命の恩人を守らせて欲しいと言われたら何も言えなかった


(明日からも色々やることがあるなぁー

まさか仲間が出来るとも思わなかったしなぁ

ま、賑やかなのはいい事だ)


賑やかな拠点に出来たらいい

オーク達が、、助けた魔人がこれ以上苦しまないような拠点になればいいなっと思いながらジンは眠りについた

オークの仲間ができて拠点で出来ることが増えました!

自分でも物語を考えるのが面白いです

最後まで読んでくださりありがとうございます!

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