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第7話 【役職探し】

裏庭で魔法適性を見て。みんなして、唖然としていた。

「てか、なんでこんなに魔法の種類あんの?」

「そんなん私たちに聞かないでよ。私たちだって分からないんだから。」

「あと、お前。精霊がいるんだったら、マナ適性もありそうだな。」

「マナ?」

魔力以外にもなんかあんの!?覚えきれる自信がねぇ。

「マナってのは、精霊を使役するためのものよ。精霊は、マナしか使えないし。」

「マナってのは、精霊限定なのか。」

魔力とマナ。ややこしくなりそうだ。

「他にはないよね??」

流石にこれ以上ないと思い聞いてみたが、、、

「そうだな。あとは、魔素だな。」

「魔素!?なにそれ?」

「魔素ってのは、魔物とかの体を作る物質。魔素と魔力はあまり差は無い。」

「魔力と同じもんって思えば平気だな。」

「まあ、そんなとこだな。」

増えたけど、魔力と同じようなもんなら大丈夫だろ。


「てか、お前役職何にすんの?」

「役職?」

職業みたいなもんか?

「うーん。何がいいかな。てか、どんなのがあんの?」

「えーとな。魔法使い。剣士。武闘家。魔術師。治癒士。精霊使い。双剣使い。ぐらいかな?」

「まだ、あるわよ。」

「え。」

本物の冒険者が分からないほどに役職あんのかよ。

「あとは、支援術士。サポーター。薬剤師。弓使い。槍使い。このぐらいよ。サポーターは、雑用とか。荷物持ちとか、がメインにやることらしい。基本的には、力のないやつがやる事ね。」

「サポーターを選ぶ人っているの?」

「親がなくなった子供とか、元、奴隷だった子とか。過去に辛いことがあってお金に困っている人たちよ。」

「なるほどね。このパーティは、サポーター入れないの。」

「お金ないもん。」

「三人で頑張ってたから。」

「てか、今までこれで解決してたし。」

「ところで、三人の役職とランクなんなの?」

名前は、聞いていたけど、冒険者としての方は、あまり聞いていなかった。多分、フェーザーは、魔法使いだろう。武闘家だろうな。格好からそうだし。剣士だな。剣を持っているし。

「私は、魔法使い兼治癒士ね。」

まじか、治癒士でもあったんだ。魔法使いと治癒士って結構相性良さそうだな。でも、俺は、魔法使いと治癒士以外がいいか。

「俺は、剣士。」

と自慢げに言うが腰にある剣から見て間違いなくわかる。堂々と言わなくてもわかる。

「オイラは、武闘家や。」

「駄々の筋肉バカ」

武器持ってないと思ったら、拳で戦う武闘家か。

「あーん。だれが筋肉バカだ!」

「筋肉しか脳にないくせによく言うぜ。」

怒鳴り合いが始まった。武闘家といえば脳筋のイメージあるけども。

「はーい。そこまで。大人が喧嘩してるのは、格好悪いですよ。」

「す、すまん」

「ごめん。」

最年少でこの風格とはな、俺とはほとんど差がないのに。

「ほんとにお前は何にすんだよ」

「ほんとに、何がいいかな」

「知らねーよ」

「いやー、だってさ、剣士はファンがいるし、ジャンは、武闘家でしょう、フェザーは、魔法使いと治療士だから、それ以外で何がいいかなて」

「お前、そんなことで悩んでいたのかよ」

「役職被るのはあんまり良くないとおもったからさ〜」

魔法適性が多いからそれに特化したのでもいいと思ったけど何がいいかな?

「召喚獣っていたりする?」

「召喚獣か〜あんまりおすすめしないけど」

「え、なんで?」

「強い召喚獣は、あんまり出てこないし、出てきても契約してくれないことが多いからかな〜」

「あれ、でもレオなら強いの出せるのでは?」

「確かに、魔法適性多いから、魔力量が多ければいけるよな」

「少しやってみる?」

「やってみる。うまくいけば魔獣使いとかでやっていけるかな?」

「ま、魔獣使い!?それって、ありかよ」

「ありだとは思うけど」

「ポジションはどうなるんだ?」

「多分、俺が思うに前衛にジャンとファン。中衛に俺で後衛は、フェザーでどうかな。」

「お前、中衛って一番大変なんだぞ?}

「でも。これが、一番良くない?」

「確かに。。。」

「まぁ、ひとまずちゃんと召喚獣と契約結べるかだよ」

と言いながら、魔法陣らしきものを書き始めた。

影から精霊が出てきた。

「ねぇねぇ。なにやってんの?」

急に出てきて、いきなり聞かれた。

「ん。召喚獣を出そうとしているところ。」

「へぇ〜。召喚獣ねぇ。」

「魔獣使いにでもなろうかなって。」

適当につぶやく。

「魔獣使いか〜。悪くはないと思うけど。」

「けど、なんだよ。」

「魔獣使いって戦闘で使えるっけ?」

「確かに使いにくいとは思うけど、俺を中衛にして、前衛と後衛の支援でいいと思うんだよね。

それと、僕は、接近戦もできるし、魔法も使えるから。」

「なるほどね。それで、仲間をさらに増やしながら戦えるようにってわけか。」

「そういうこと。」

自分のスキルで、力を上げたり、剣を出したりできるし。

「よし。魔法陣完成。」

完成したみたいだ。隣で、精霊が、考えて頷いてを繰り返してる。

「どうした?」

「うーん。闇属性の召喚陣か〜」

すると、三人が驚いた表情で、こっちを見てる。

「え、召喚獣って、精霊を覗いて闇属性しかいなくない?」

「うん。他属性の召喚獣は、聞いたことない。」

「え!」

と、四人で精霊の方に目をやる。

精霊がゆっくりと目を逸らして、頭を抱えてる。

(あ〜。これ言っちゃ行けなかったやつだ。今の人間って闇属性でしか召喚できないのか。そういや最近、闇以外の召喚獣が地上降りてるとこ見たことない!!)

「で、どう言うこと。」

四人でめちゃめちゃ問いただす。

精霊の目が泳ぐ。

(あーもうこれ、言わなきゃダメなやつだー)

「実は、光とか、風みたいな召喚獣もあるんだよ。」

「精霊みたいにか?」

へぇー、精霊には、属性によっても変わるのか。

「確か、最後に闇以外の属性の召喚獣が出たのは、三千年近く前…」

「はぁ?三千年ってなにかの冗談だろ。」

「精霊に寿命っていう概念はほぼないんだよ。魔獣とかにやられたりしたら別だけど。」

「三千年も忘れられてた召喚獣だっていうのか?」

「う、うん。」

僕以外の三人がすごく固まってる。

「で、でもよ。今ここで、他属性の召喚獣を出すのはまずくね。」

「えぇ。確かに忘れられてた物を今、無名の私たちがやったらえらいことになるわ。」

「せめて、冒険者としてもう少し名が売れるくらいにならないと。」

「ひとまず、闇属性の召喚獣にしときましょう。出るかは、わからないけど。」

「他属性の話までなって、出ないなんてことまずないと思うけど。」

なんか話がめっちゃ進んだ。召喚すらできていなかったのに。精霊がまた、口を開いた。

「闇属性なら悪魔とかの方が良くない?」

「悪魔ねぇー。」

「悪くわないと思うけど。」

「契約できるとは限らなくない?」

「召喚獣と悪魔なにが違うの?」

みんなが普通に話しているが、俺からしてしまうとなにを言っているのかすらわからない。現実世界には、召喚獣なんていないし。悪魔なんて名前だけみたいなもんだし。

「召喚獣は、基本は、闇属性で、比較的魔力が合えば契約してくれる。悪魔は、闇属性だけだと思う。それで、悪魔は、気に入らないと契約してくれない。それに、悪魔には魔素も与えないといけないから、そうそう契約しようとする人は、すくないよ。」

「悪魔は、闇属性しかいなけどね。」

精霊の言葉に、三人が安堵している。

「俺って魔素どんぐらいあるの?」

「悪魔一体分くらいなら普通にあるわよ。」

やっぱり魔力も多そうだけど、魔素もたくさんありそうだな。

「ただ。流石に十二皇帝(プトレマイオス)は、出されたらきついかもな。」

プトレマイオス?なんだっけな?なんか聞いたことある?まあいいや。

「プトレマイオス?ってに何?」

「プトレマイオスってのは、何千年も前の世界に行ったていう十二色の最高位魔獣。」

「てか、それって、もしかして全部、召喚獣だったりする?」

精霊が戸惑ったように答える。

「実は、そのすべて召喚獣なんだよね。」

「確かにそんなの出されたらたまったもんじゃない。」

みんなして呆れた顔になった。

「てかよ、精霊に名前くらいつけてやれよ。呼びにくいんだよ。」

「精霊の名前か〜考えたこともないや」

「お前、サラッと酷いこと言ったな。」

でも、毎度精霊じゃ呼びにくいのは確かだ、名前か。悩むな。下手したらずっと呼ばないとならないからな、

「あ、じゃあ。フェレナなんてどう?」

「フェレナ。いいんじゃない」

「フェレナ。これからは、私をフェレナと呼ぶがいい」

性格変わりすぎだろ。何だその俺様タイプは。

「名前も決まったし、そろそろ召喚しましょう。」

「おお。そうだな。」

「で、悪魔と召喚獣どっちにするんだい?」

そうなんだよな。どっちがいいかな。ひとまずは、召喚獣でいいか。

「召喚獣にするよ。」

「じゃあこのままの魔法陣でいいわね。」

召喚獣と悪魔の魔法陣は違うぽいな。魔法陣に魔力を注げばいいらしい。

魔法陣に魔力を注ぐ。まど、感覚掴めていないけど。

魔法陣に力を入れる。今は、このやり方しかしらない。魔法が扱えるようになったら別だろうけど。まぁ、出来りゃなんでもいいか。魔法陣がしっかりと光った。紫色に眩しいくらいに。闇属性だから紫なのかな?

魔法陣の上になにか出てきた。

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