第6話 【大量の魔法適性】
一日休みをもらった。一日休んでいる間に、カブトムシとオオクワガタを出して、遊んでいた。別に二匹を戦わせるなどはしていない。この子達がどうかは知らんが、あっちの世界では弱ってしまうため、戦闘は極力避けたい。ただ、精霊の話だとスキルを使用時は、オオクワとカブトはなにもダメージは無いらしい。やっぱり昆虫を見ていると癒されるなー。
※こいつの感覚が多少異常なだけです。
どうやら、異世界だから属性魔法と言うものがあるらしい。魔法が使えるのは嬉しい。適性というものが必要らしい。俺に適性あるのかな?こっちに来る前に神様に力を授かってるから多少なりとも適性があると信じている。適性は、魔石と呼ばれる色付きの石で分かるらしい。それと、魔法属性は、13種類もあるらしい。多すぎる気もする。ともかく、明日は、魔法適性のチェックがある。このスキルも強くしたいし、
魔法あるなら使って強くなりたい。そう思いながらベッドに入り眠りにつく。
翌日
なんとなくだがいつも同じくらいの時間に起きる。体が学校の時間で起きているのかも。もう、学校ないのに。軽く身体を動かす。適当にやっても意味ないと感じ、あっちの世界で常識な体操をやることに決めた。体育の時間に、準備運動として行うから体が覚えてる。日が上り、朝食を食べに下の食堂に行く。そこには、三人組が朝食を食べていた。そこの机に入り、俺も朝食を頂く。
「今日はなりをするんだっけ?」
「もう。忘れたの。今日は、魔法適性のチュックと依頼だよ。」
「頼むから、彼女を不機嫌にさせないでくれ。」
「あ、すまん」
このパーティーは、彼女が絶対に必要だから。みんなと少し喋りながら朝食を食べ。
「ふー。ごちそうさま。」
「ご、ごちそうさま?なにそれ?」
こっちの世界にはいただきますは、あるけど、ごちそうさまは、ないんだな。よく、わからん世界だな。
「気にしないで。」
「そうか。わかった。」
信じてくれてよかった。
ギルドまでのんびりと喋りながら、歩く。
道中なんか揉めてたけど気にせずに歩いてしまった。なんかありそうで不安だけど。みんなが言うには日常茶飯事だと言うことだ。なら、いいのだが。
数分歩いて、ギルドに着いた。
冒険者たちが溜まって話している。ギルド内での揉め事は禁止事項だから、誰も絡まない。なんかやりでもしたらギルドからの処分は、キツイからだ。ギルド内を抜けて裏庭に出る。適性検査は、外でやらないと大惨事になりかねないらしい。まぁ、火魔法とかあるんだったらギルド燃えるからな。ということで、裏庭にあるベンチに腰掛け、机に色の着いた石。魔石を置かれた。ここに魔力を入れると光るらしい。なん属性あるかな〜。
「属性なくても怒んじゃないよ。あんたのスキルが強くても、魔法があるとは限らないんだから。」
そっか属性がない人もいるのか。さすがに一属性くらいあるよね。ちょっと心配になってきた。さすがにあるよね!?神様ありますよね!?強化しましたよね。
「まぁ、あ。とにかくやってみようよ。」
とか言ってると裏庭にいるのは僕ら、四人になってしまった。なんか知らないうちに人いなくなったね。
「都合いいわ。他人に属性を知られないことはいい事よ。」
「そういうもんなのか。」
「そりゃあそうだろう。なんたって、他の冒険者パーティは、敵みたいなもんなんだからな。」
「でも、クランとかであれば属性把握されているかもしれないけど。」
「たしかにクランに入ったら自分の情報は、出さなきゃだよな。」
「な、なるほどね〜(棒)」
「なんか適当ね。」
「そんなことないよー」
目を逸らしながら言う。魔法適性は、言わない方がいいようだ。できる限り。
「じゃあまずは、これから。」
赤色の魔石を渡された。
「力入れればいんだよね。」
「そうだよ。」
力を入れた。けど、なんにも反応がない。
「火属性の適性なしと。」
「ダメか〜。次は、青色の魔石を使おう。」
おおう!?青白く綺麗にひかる。
「すごい。水属性の魔法適性あり。」
「綺麗な色だな。こんなに綺麗に光ることあるんだな。」
「ほんと、めずらしい。」
まだ、時間かかるから続きやろう。
「次は、黄緑の魔石。」
また、光った。
「風の属性もあるのかよ。」
「すげぇ、ひとつありゃすごいのに。」
「これは、すごいな。」
「これは、逸材だな。魔法使いとしてすごく強くなりそう。」
次は、茶色の魔石。
「また、光った。」
残りの3人がすごく唖然としていた。
「おい、おかしいだろう。」
「主要四大魔法のうちの三つもあるのやばいな。」
「十一個もあると何個あるか分からないな。」
「え、なんかやばい?」
「やばいと言うか、強すぎる。」
として、十一個全部やったらその内九個の魔石が光った。全部で、水、風、地、虫、毒、音、光、闇、無。これが俺の魔法適性。
「最多の魔法適性じゃねぇ、これは。」
「まずいよ。」
「でもこれ、バレなきゃ平気じゃない。」
「たしかに、少しだけの魔法だけ見せればいいのか。」
「あとは、君のスキルは、なんなんだい。ほんとに分からない。」
「実は、異世界転生者なんだよ。」
「は?異世界だ!?」
「何言ってんのお前。」
「いやガチだから。」
誰にも言うつもり無かったが、こいつらには言っといた方がいいかもしれない。
「まぁ、いいわ。それなら色々となっとくいく。」
「たしかに、魔法の適性量とかな。」
「納得いく物が多い。」
「だから、これは、異世界の虫を使えるらしい。」
俺もよく分からないんだよね。
「そこで、我なのよさ。」
「うぉぉ、なんか、来た。」
「酷いぞ、精霊を無視するなんて、」
「めんどくせぇよ。」
「ひどーい。色々と教えて上げてるのに。神様の依頼だから真剣にやってるのに。」
「ちょっと待って、今神様って言った?」
「うん、」
「あんた、ほんとに異世界人だからそうだよ。」
「神様にあったのか。」
「一応な。」
「そりゃあ強いな。」
「お前らにしか言わないから安心しろ。」
「「「当たり前だろ!」」」
三人から強く言われた。