第5話 【冒険者登録】
街は、とても綺麗だ。街並みが中世のヨーロッパぽい。異世界系だったら普通の設定だな。でもやっぱりここは、異世界。分かっては、いたけど。文字が読めない。言葉は、通じるのに。しばらく歩くと、右側の建物がやけにデカく、人がたくさんいた。
「あそこは?」
「あそこは、『冒険者同盟』私たちの本部よ。」
「あれが同盟か〜」
早速中に入り、あたりを見回すと、屈強な人たちがたくさんいた。男だけではなく、女性も強そうな人ばかり。三人にカウンターに連れてかれて、三人は、左の方に歩いて依頼の達成の報告に行った。僕は、右の方に行くように言われた。
「冒険者登録したいんですけど。」
「はい、こちらにサイン、そして、水晶に手を置いてください。」
言われるがままに、水晶に手を置くと、水晶が光って、カードに書かれた。そして、血を一滴垂らしたら、次は、カードが光った。
「では、登録料をお願いします。」
後ろから
「これ、お金。」
「ありがとう。」
「お願いします。」
お金を渡したら、カードを裏に持っていった。手続きをして、ようやく、カードをもらえた。
このあと、カードについて詳しく説明された。
建物から出て、
「冒険者登録終わったー!」
三人に宿屋に連れてかれた。今日は、ここで休みませてもらうことになった。