狩り ...の前に
「レベリング?」
「レベリングして損はすまい?」
「そうだけど、回復アイテムは?」
「街に居れば自動回復する。近場で戦って危険なら逃げればいい。」
「狩り場は?混雑しない?大丈夫なのか兄」
「最全線は最初のフィールドの最奥、普通のプレイヤーなら中盤辺りだ。というか、口調変えただけで呼び方も変えるのか...」
「悪役ロールで兄ぃは...なぁ?」
「とりあえず 問題ないってことでオッケー?お兄チャン」
「そうなるな」
「出てくるmobは?白さん」
「西なら山岳で蜥蜴、東なら草原で狼だな。北は森で虫、南は川辺でゴブリンなんだが少しレベルが高い。個人的には東がいいと思うが...どうする?」
どうしよっか?オススメに従っとく?でもなぁ
「草原だと見通しがいいしな PKに狙われないか?」
「上にアイコン出るようにすればいいんじゃないか?あっちゃん。敵意を持つプレイヤーはHPバー見えてたぞ?」
「そうなのか?」
「俺はアイコン付けてたんだけど、絡まれた時に出てきてた。」
「なら、アイコンは出る様にしよう。」
ONにしてなくてmobのHP見えないとか嫌だし
「翡翠たちにもつける様に言っておこう。そっちは陣形とパーティーリーダーを決めておいてくれ。後、パーティーリーダーはパーティーネームも頼む。」
そう言って兄ぃは伝えに行ってしまった
「さて、どうする?」
「はいハーイ」
「どうしたの 良黄?」
「良黄 指揮のスキルあるからパーティーリーダーやりたーい。イイカナ?」
「悪くないんじゃないかな?良黄ちゃん。つか あっちゃん良黄ちゃんには普通に接するんだな」
「良いだろ別に。どうせ最初に抱き上げた時を見られた時点で悪役ロールに合わせると違和感が...な?」
「納得だわ。あっちゃん やると決めたらとことんやるよね。違和感無いよーに」
「と、とりあえず、パーティーリーダーは良黄ね」
「お姉ちゃん、照れて口調崩れてるヨ?」
「ッ!て、照れて無い!」
「ほんっとに 誉められるのに弱いよねぇ。お・ね・え・チャン」
「と、とにかく!陣形をどうするか決めよう?ね!?」
「ハーイ」「はい はい」
くそぅ すっごい負けた気分
「でもどうする?俺と姉ちゃんは前衛、オレンジちゃんと翡翠さんは後衛として、あっちゃんと白さんと良黄ちゃんは?そもそも良黄ちゃんは攻撃手段ある?」
「あるよ?ムチ!スキル無いけど、テイムで使うだけならダイジョーブ」
「最初前衛で灰の後ろで、テイム出来たら遊撃なんてどうかな?」
「良いね姉ちゃん それ採用」
「朱音も遊撃でいいんじゃないか?抜けられた時に後衛の護衛をしてほしい。」
「あたしはそれでもいいけど、兄は?」
「俺は前衛で殴る」
「了解 兄」
「とりあえずこれで決定でいいかな?朱音ちゃん?良黄ちゃん?」
「オッケー♪」
「構いませんよ翡翠さん でも とりあえず準備しません?弾薬買ったり、装備用意したり」
「それもそうだね。私は~とりあえず弾薬だけでいいかな?」
「じゃ、武器屋にレッツゴー♪」
「あの、すいません。初期の所持金っていくらあるんでしょうか?」
「メニューからインベントリ開けば見れるよ。でもまぁ初期の所持金なら一律1000Cのはずだけどね?オレンジちゃん」
「そうなんですね ありがとうございます!葵さん」
「といっても、店売りの武器も初期装備とさほどスペック変わらんだろうがな」
「そうなの?なら弾薬も後にして違いがある装備に新調するときにしようかな?」
「なら、もう狩りに行ってしまおうか」
「オー♪」
漸く次でスキル使った戦闘だ~