日本は終わったのか? 終わったとしてそれが何なのか?
令和になりましたね。
皆様にとって明るい時代となる事を祈ります。
いえ、明るい将来としましょう!
本来であれば作品の方を書きたいのですが、休日は中々筆が進まないのでエッセイで誤魔化したいと思います。
さて、「日本は終わった」という類の論説があります。
個人の印象や考え方なのでしょうから、ここでその内容の是非は問いません。
私が疑問に思うのは、だったらどうして日本にいるのか、そうだったら何だというのか、それが不思議なのです。
日本が終わっている論を展開される方は、どうして日本にしがみついているのでしょうね?
終わっていない国に移住すればいいのにとしか思いません。
それとも既に移住しており、アドバイスでもしてくれているのでしょうか?
早く日本に見切りをつけないとどうしようもなくなるよと。
そうであれば終わっていない、これから伸びる国を教えてくれないと不親切な気がしますが、生憎そのようなモノは目にしないようです。
そもそも日本は終わっているというのは、何を以って定義しているのでしょうね?
日本はデフォルトを起こした訳ではないし、日々の生活が出来なくなった訳でもありません。
というかデフォルトしたくらいでは国は終わりません。
<世界のデフォルト国家一覧http://www.world401.com/saiken/default.html>
なので国が終わるという意味が分かりません。
それとも、日本国が外国に支配され、独立国家ではなくなるとでもいうのでしょうか?
それとも日本は独立なんかしておらず、アメリカの支配下にあると言いたいのでしょうか?
この時代に日本が外国の支配を受けるなんて非現実的だと思いますし、アメリカの支配下にあるのだったら世界のほとんどの国も終わっているし、そもそも始まってもいませんよね。
もしも日本がアメリカに支配されているとして、その始まりは大戦後からでしょうから、日本国は初めから始まってすらいない訳で。
そうじゃなく、アメリカから見捨てられるから終わるのだとしたら、そこで初めて日本が始まるのでは?
自分の足で歩く事の始まりですよね。
私は自立を尊ぶ方なので、アメリカのポチ状態の終わりは歓迎すべき事態ですが、皆様にとっては如何でしょう?
それに、日本が終わったとして何だというのでしょうね?
日本が終わっても、我々庶民が働かなくてはいけない事に変わりはありません。
貧乏な国になったら今とは比べ物にならない苦労をせねばならないでしょうが、そうなったのでしたら仕方ありませんよね。
文句を言っても現実は変わりませんから。
日々の糧を得たければ、体や手を動かす以外にありません。
頭を動かせば収入を得られる人も、やはり頭を動かす必要があります。
今と大して変わらないのでは?
それはそれとして、日本の未来は暗いのでしょうか?
電気自動車はトヨタの全固体電池の開発次第ですし、今のガソリン車が電気自動車に変わっても日本の自動車産業の優位性は揺るがないと思います。
他産業の参入は促進されるとしても、それは部品レベルの話な気がします。
対衝突性能や制動、安全装置などなど、日本のメーカー各社に蓄積された技術は世界でもトップレベルなので、エンジンがモーターに変わったくらいでは状況は変わらないと。
また、5Gはどうしようもないみたいですが、iPS細胞技術は進んでいますし、日本の持つ技術は世界でもまだまだ上の方だと思います。
少子高齢化は大きな問題ですが、正直だから何?としか思いません。
行く手に壁が立ち塞がるのなら越えるだけです。
無理なら壊してもいい。
遠回りすれば壁が切れているかもしれない。
というか、探せば扉があるのかも。
道は一つではないので、行きたい方に進むだけでは?