能力、儀式
初のステータス披露ですね。
今回のお話も楽しんでいただけたらと思います。
最近寒いので体調管理に気を付けないとですね。
地下の魔導書庫から帰ってきた俺は、司書にステータス関連の本があるところへと案内してもらった。
「あなたは、常識的なことなどをよく調べていますね。」
「まぁ、詳しく知ってることに越したことはないだろう?大は小を兼ねるだ。」
「そうですか。この本棚に、お探しの本はあります。用がありましたら、受付までお越しください。」
「ありがとう」
さて、と
流石にあれだけ読めば文字にもなれてきた。
ある程度ひねったものでも読めるだろうから、今度読んでみたいものだ。
ステータスの本は、あったあそこだな。
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ひと通り読み終わった...まぁ、多分大体は理解出来ているだろう。
だが問題はスキルの方だ。
ステータスには、体力値や魔力値の他に、物理・魔法攻撃力、物理・魔法防御力、素早さ、状態異常耐性などがあった、職業、装備品などで上がったり下がったりみたいだ。それは大体わかる。
スキルは、職業により覚えるものが違ったりするらしく、それは調べればなんとかなりそうだ。だが一番厄介なのが固有スキルだ。あれは、本当に個人によって違うらしい。まず大きく違うのは能力、これこそ才能に関係するらしい、同じような効力でも上位互換のものがある。固有スキルは自分が自覚するまで能力がわからないな...そして、人によっては固有スキルは複数存在するらしい。まぁ、名前の通りの能力とかだとわかりやすいんだろうけどな。
一応確認しておくか。前に確認したのは、何かわからなくてきちんと見る気になれなかったし。詳しく見よう。
「ステータスオープン」
[ステータス]
【橘響哉】 Lv.7
職業 ハンター Lv.2
HP.3500 MP.2000
基礎ステータス │装備武器 │職業補正
物攻:300 │ │ +50
魔攻:250 │ │ +50
物防:200 │ │
魔防:200 │ │
速度:300 │ │ +50
運 :20 │ │
《固有スキル》
復讐の亡者、魔導書使い、侍
《職業スキル》
捕獲者、隠密行動
...とこんな感じらしい。普通レベル7と言えば、だいたい全部のステータスが150前後らしいのだが、そう考えると俺は強いほうだろう。それに魔力値も普通の倍はある...全体的に普通の人の倍か。
それと、普通と違うところがもう一つ。
魔力適性が表記されていないことだ...
何故だ?スキルはその能力をきちんと認識しないとステータスに表示されないらしい。
...まさか、魔法の適性も同じなのか?
だとしたら、適性を知りたいな...
カーネリアなら適正が分かるだろうか。
とりあえず、ステータスについてはわかったから。
契約の儀式をしなきゃいけないな。
「司書さん、色々とありがとな」
「はい、またのお越しをお待ちしております。」
そうして俺は、図書館を後にした。
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「この辺でいいのか?」
【おう!まずこの魔方陣を書いてくれ!】
開けた場所に来た俺は、カーネリアの指示のもと魔方陣を書き始めた。
...でかくねぇか?しかも細部まで書かれてあって細かい。
【そりゃあ仕方ねぇよ、契約の儀は割と複雑なことを魔方陣いっこで決めるんだからな。】
「そうか...」
魔方陣を書き終わるのに3時間かかった。
あれはできれば二度と書きたくないな。
書くことになるのだろうか。
楽なほうがいいのだが...
魔法を使えるようになったらそれを研究してみるのもありか...
【よし、書き終わったな。その方陣の真ん中にたって、詠唱しろ。多分なんとなくで頭に浮かんでるだろ?それと、詠唱が終わったら数滴でいい、血を垂らせ。】
「了解。やっと儀式が始まるのか。」
魔方陣を消さないように、それの中心に移動した。
「火を司りし魔道の書よ。我、汝と契約を求めし者なり。我が血を契約の鎖とし、縛り、絡め、結べ。
我が名はキョウヤ。契約を交わしし書の名はカーネリアの緋炎。我が盟約を契約とし、力を分け与えよ。」
詠唱が終わり血を垂らす。
【我、汝と契約せし魔書なり。我が力、契約をもって汝に与えん。】
カーネリアがそう唱えると、魔法陣が赤く輝き始めた。その光は大きくなっていき、俺を飲み込んだ。
そしてその光の中で、俺はカーネリアの中の大きく燃え滾る炎をみた。光が収束したところで。契約の儀は終わったようだ。それは時間にして5分もかかっていなかった。
【これで契約完了だ。これからよろしくな相棒!】
「契約の儀ってこれだけで終わりか?」
【あぁ、おつかれさん。】
「どっちかと言うと、魔方陣を書く方に疲れたわ。絶対簡略化できるように研究する。」
【そうかい、頑張ってくれよ。】
「はぁ...ところで、カーネリアお前俺がどんな魔法に適正があるとかは分からないか?」
【んー、そいつァ難しいな。俺が司るのは火の魔法だ。火の魔法だけならまだしも、全部となると難しい。】
「火の魔法は大丈夫なのか。」
【だが、それも正確じゃねぇぜ?】
「そうか、やっぱり探すしかないか...」
【まぁ、そうなるな。俺を使う時は、基本的に俺を媒体として魔法が発動するから、基本的には空気中にある魔素を多く使用する。だからお前が使用する魔力はそんなに多くない。多くても100程度だ。】
「割と使いやすいんだな。」
【それは、媒体として使う時のみだ。それ以外はまぁ、お前の適性がわかれば教えてやるよ。】
「そうか...」
そうして俺は、魔法適性がわかる道具そして、それを扱える人を探しに次の街へ向かった。




