情報、ギルド
二話目です。
目安として投稿は前の話を投稿して1週間以内にしようと思っています。
今回も楽しんで読んでいただけたらと思います。
「ここが図書館か...日本の図書館よりもでけぇな」
これだけ大きければこの世界の大体の事がわかるだろうか?
とりあえず、大まかな歴史と近況が分かればいい。
────────────────────────
「こんにちは、ルークベルド国立図書院へようこそ。」
図書館に入ると、司書が一人いた。
白く長い髪の結構若いお姉さんだ。
「すまない、歴史書はどこにある、それと地図と、この国の近況がわかる書物も」
「歴史書は、2階4列目上から三段目の棚に
地図はその隣5列目の同じ段に、日報の記録はこちらの隣にございます。」
「そうか、ありがとう」
「1つ注意事項として院内ではお静かにして下さいね」
「へいへい」
上を見上げると天井が高い
外から見て大きいと感じたのだ、中に入るともっと大きく感じるのは当たり前か。
────────────────────────
「えーと、歴史書は...ここだな」
俺は数冊の本を取ると、そばにある1つの席に座った。どうやら、この世界には「魔法」があるらしい。
魔法に関連する事件が多い。異世界から来た俺も使えるのだろうか?魔法を使えれば復讐の方法が増えるから嬉しいのだが...
残りのこの世界の近況等は、十分に把握した。
流石に大量の本を読んでいたのだ、時間はもう遅い。ここはいつまで開放しているのだろうか。
下にいる司書に聞くか。
「この図書館はいつまで開けているんだ?」
「ここは、いつでも開いています。情報を求める旅人の方もいらっしゃいますので。」
「なるほど、ならまだいてもいいな。魔法に関しての本はどこかにあるか?」
「ございますが、身分証の提示を求めます。この国では魔法に関しての法律があり、魔法に関しての本を閲覧するのには身分証が必要です。」
「そうか、ならまた明日来るよ」
「そうですか。お気をつけてお帰りください。」
「ありがとう」
────────────────────────
身分証か...
司書の言っていた「旅人」というのは、たぶんギルドに所属している者達だろう。
ギルドでは、どんな身分の人でも狩りや採集など依頼されたクエストをこなし、稼げるらしい。
ギルドに入れば仕事もできるし、身分証も一応作れるな。
もう、夜だがまだギルドは開いているだろうか...
場所の確認だけでもしておくか、開いていたらそのまま登録しよう。
────────────────────────
「ここが、ギルドか...酒場だな」
ガタイのいいおっさんが多い。
ひょろひょろしたやつなんて一人もいないな。
まだ、空いているみたいでよかった。
登録してこよう。
ギルドの受付には、赤い髪の俺とあまり変わらないくらいの見た目の少女がいた。
少し髪が巻かれている。
「こんばんは、ハンターギルド『グリムス・エギュン』へようこそ。」
「ここで、ギルド登録はできるか?」
「はい、ですがあなたの力を見せていただきます。
何か、武器をお持ちですか?無ければ、こちらから貸し出せますが。」
「貸出で頼む。」
「近接武器なら、剣、刀、斧、槍、ナイフなどがあり遠距離武器ならば、弓、銃、魔法補助の杖がありますね、あと補助として投擲武器もありますよ。」
「刀で頼む。」
「かしこまりました。」
爺ちゃんが、剣道の師範で真剣も何度か扱ったことがあった、だから刀を選んだのだが。
こちらの戦闘で使うものは重かったりするのだろうか
「では、こちらをどうぞ」
「ありがとう」
「テストは簡単な討伐クエストを一人でクリアしてもらいます。付き添いとしては、私が行くので安心してくださいね。これでも、Aランクのハンターなので。」
「Aランク?」
「ギルドに入った方たちには、ライセンスが渡されます。最初はFランクからです。FランクからEランクへは、すぐに上がれますよ。ですが、Bランクからは自分でクエストをこなしてポイントを稼いで上がっていきます。一番高いランクはSSSランクです。このランクになるには世界を救うレベルの貢献が必要ですので、一生のうちになれたら奇跡ですね。ランクの段階としてはF、E、D、C、B、A、S、SS、SSSです。」
「なるほど、それであなたはAランクと。そりゃ頼もしい限りだ。」
「あはは、自己紹介がまだでしたね。私は『グリムス・エギュン』所属、ペトロ・アーネリアと申します。以後お見知りおきを。」
「ペトロさんか、俺は橘 響哉だ。」
「キョウヤさんですか、ではテストを始めます。」
「クエスト内容は、草原狼5体の討伐。質問はありますか?」
「その、草原狼の出没場所、弱点、生態、行動時間できるだけの情報を教えてくれ。」
「草原狼は、名の通り草原によく出没します。夜行性で昼間は基本的にみつけようとしても見つかりません。基本的には単独行動を好み群れを成しません。
弱点は火属性の魔法などです。急所は脳天、まぁ眉間ですね。」
「それだけ分かれば十分すぎるな。」
「分かるだけ教えろとの事でしたので。」
「それはありがたい。」
5体の草原狼、まずは第一関門と言ったとこか。
クリアしてライセンスを貰い、魔法のことを勉強しよう。
準備を終えた、俺達二人は夜の風の吹く草原に繰り出した。




