来訪、遭遇
初投稿です。
是非楽しんで読んでください
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
...ここは、?どこだ?
目を覚ますと、そこには草原が広がっていた。
青い空の中に、大きな鳥のようなものが飛んでいる...
いや、鳥にしては大きすぎる...
よく見ると、大きな牙、太く長い尾
そして、蜥蜴のような鱗で覆われている巨躯
...ファンタジーものでよくいるドラゴンのように見える...いや、というよりもあれはドラゴンだろう。
どうやら、俺は異世界へ来たらしい。
なぜ俺がこんなにも冷静なのか。
普通、異世界に来たら「あ、あれは、ドラゴン!?」とか「異世界ヒャッホゥ」みたいな感じだろう。
しかし俺は違う、なぜならば!
...死んだはずだからだ。
そう、俺は死んだのだ
元の世界で死んだ俺が、そのままの体で生きているはずはないのだから。記憶もある、転移だとしても俺は死んだ後のことを見ている。転生だとしても体の大きさがおかしい。元のままなんてありえない...
だが、まずはこの世界について知るのか先だろう。
近くに町はあるだろうか...
───────────────────────
しばらく歩いていると、小さな町についた。
もう始まりの町ですよ!みたいな外観の町だ。
まずは、言葉が通じるか心配だな...
そのへんの店で聞いてみるか。
丁度そこに謎の果物?のようなものを売っている商人がいるし、あのオッサンにするか。
「よう、オッサン最近どうだ?」
「誰だいボウズ、最近も何も俺とボウズは初対面のはずだが...どっかであったか?」
まぁ、変なやつを見ている目をされた...当たり前か
だが言葉が通じることがわかった。
文字は、読めないことはないが微妙な違いがあるようだ…まぁそのうち慣れるだろう
「この辺に図書館はないか?」
「あぁ、なんだい客じゃねぇのか。道が聞きたいならどっかの駐屯所ででも聞いてきてくれや。」
「駐屯所?もどこにあるかわかんねぇわ…」
「変わったボウズだな、図書館はこの先まっすぐ行くとでけぇ門がある、その右隣だ。」
「おぉ!サンキューおっさん、俺が見込んだ男は違うねぇ、縁がありゃまたその謎の果物買いに来るよ」
「あぁ、その辺で野垂れ死なれてもいいきはしねぇからなぁ。あと、これはバナンつー食いもんだ。聞いたことくれぇあんだろ。さっきから思ってたんだがお前さんどこからきたんだ?」
「俺はあれだよ、ほら、異世界的な」
「はぁ?病院はあっちだぞ」
まぁ、普通はそうだよなぁ
「東の一番端っこからきた」
「そりゃ遠いとこからきたな、東の端つったらトウドか」
「…まぁ、その辺だよ。おっさん、道教えてくれてありがとよ。」
「おう、客じゃねぇ変な奴は早く帰れ。金があったらましなことしてやるよ」
…なんだかんだかでいい人だったな
とりあえず図書館に行くか。
────────────────────────
「へぇ、こんな店もあるのか」
大きな門の通りは出店が多く、変わったものも売っていた。
通りを歩いていると、俺はある人間を見つけた。
それは、俺が見たことのある奴らだった。
俺が死んだのにはいくつか理由がある。
まず、人生が嫌になった。
これは、何かやりたいわけでもなくただ、生きることに意味があるのかわからなくなったのだ。そんなことは良くあると言われても、死にたいと思ったならもうそこでおしまいだった。
二つ目はイジメだ。
俺は学校に行ってる間中、ずっといじめられてきた。
パシリとかはしなかったが、殴る蹴るは当たり前で授業中、教師がいてもあいつらはやってきた。教師も見て見ぬ振りをしていた。
三つ目は親。
うちは夫婦円満とかそういうわけじゃなく、父親は不倫相手と毎晩過ごし、母親は男を連れ帰っては部屋にこもっていた。母親の連れてくる奴はろくな奴がいなかった。そのうち俺はいえにも帰らなくなった。だからと言って心配する親なんてもういなかった。
俺はもう生きる気力なんて何も無かった
長く生きれば幸せになれるだなんてきくが、長く生きれるやつはある程度の幸せはあるんだよ。
本当に幸せじゃないやつにしかわからない。
生きていくなんて、苦痛でしかない...
生きる喜びなんて感じられないんだ。
そして、その道で見た俺が知っているやつは...
俺をいじめていたグループのヤツらだった。
わざわざ死んで、異世界に飛ばされたのに。
俺は、どこにも逃げれないのか...そう思った
だが、考えてみるとここは異世界。
あいつらを殺しても誰も何も言わないだろう。
あいつらを知っているのは、俺とあいつらだけなのだから。
力をつけよう...
たとえ何があろうと、あいつらを殺そう
じわりじわりといたぶり、長い苦痛を与えた末に殺してやろう。
そのためにはまず、ある程度の情報が必要だ。
俺は足早に図書館へと向かった。




