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夢だと思いたい
普通の家、普通の友達、普通の生活の筈が、何故見た事のない世界に僕は居るのか僕には知る由もない。
僕の生活は平々凡々でさっきまで寝ていたよな……!?
きっと夢だそうだ。きっとそうだ。
明日は何時ものように高校行くんだから早く寝たいな。
それにしても不思議な感覚だ。こんなに感覚がはっきりしているなんて。
突っ立っていたら走ってきた人にぶつかる。
「いった」
小さくもらいた苦痛の声に気がついたようで
「わりぃ大丈夫か?」
と手を差し伸べてくれた。
僕はその手を取り「ありがとうございます。すみません僕この街に来た事がなくてぼーっとしていて」
手を差し伸べてくれた方は僕と同じくらいだろうか?良い人だなぁ……夢だけど。
「へ〜気をつけろよここ意外と物騒だからな!それじゃ俺行くな」
と風のように去っていった。
こんなに穏やかで平穏そうなのに危険なのか。街ゆく人たちはみんな人の形は一応しているみたいだ。さっきの人を見る限り言葉も通じるみたいだし。
取り敢えず今日俺どうしよう。
金も無い。家も無い。頼れる人もいない。
あれ?俺今最大のピンチじゃん?!