交通事故
先生あのね、ぼくは交通じこにあいました。ぼくはおぼん休みにお父さんとお母さんの家へ帰りました。そのときぼくは車をうんてんしていました。よるの九時くらいでした。家のすぐ近くの交さ点で左に曲がろうとしたとき、後ろから車がぶつかってきました。何かがばくはつしたみたいなものすごく大きな音がしました。ぼくの車は金あみにつっこみました。そのとき、一生けんめいブレーキをふみました。でもぜんぜん止まりませんでした。ぼくの車はそこにあった車屋さんの金あみをつきやぶってから止まりました。ものすごくびっくりしました。でも、あまりいたくなかったです。すぐにぶつかってきた車のうんてん手の人が、ぼくの車に走ってきました。わかいお兄さんでした。お兄さんは「だいじょうぶですか」と言いました。ぼくは「はい」と言いました。それからお兄さんはけいさつをよびました。周りでたくさんの人がおどろいた顔で見ていました。少しはずかしかったです。
それからけいさつの人が来ました。ぼくとお兄さんは、そのとき車から出て、家に電話したりほけん会社の人に電話したりしていました。けいさつの人はちゅうねんのおじさんでした。けいさつの人はすぐにぼくの方にきて「じこを起こしたのはきみか」と言いました。すこしおこっていました。ぼくはじこを起こしたのは自分だと思ったけど、そうじゃないと思いました。どっちなのか分からなかったです。ぼくはだまっていました。すると、お兄さんが「ぼくがおこしました」と言って、じこの時のようすを話しました。それでもけいさつの人はぼくにいじわるな感じでした。それでもぼくに「けがはないか」と言ってくれました。ぼくはそのとき少し首がいたかったけど「だいじょうぶです」と答えました。お兄さんもぼくに「だいじょうぶですか」と言ってくれました。けいさつの人はそれからぼくたちのいろいろ聞いてきました。おしごとのことも話しました。お兄さんはサラリーマンでえいぎょうということをしていました。それから少ししたら、車屋さんの人が来ました。ぼくの車が車屋さんの金あみをつきぶったからです。車屋さんはそれをべんしょうしてほしいことを言いにきました。ぼくとお兄さんはほけん会社の人にそのことも伝えました。それからまたけいさつの人とぼくとお兄さんでいろいろな話をしました。ぼくとお兄さんは、またけいさつのところへ行かなければいけないようでした。ぼくとお兄さんは電話ばんごうを交かんしました。その日はそれで終わりました。ぼくの車は後ろのトランクがすごくへこんでいました。でも、車はうごきました。お兄さんの車も前がへこんでいました。ライトがかたほうこわれていました。
ぼくは家に帰ると、お父さんとお母さんにじこの事を話しました。二人ともとてもびっくりしていました。「けがはないの」とお母さんが聞いてきたので「少し首がいたい」と言いました。すると、お父さんが「そのことをちゃんとけいさつに言ったのか」ときいたので、ぼくは「言ってない」と言いました。すると、お母さんは「おお、やだ。なんで言わなかったの」言いました。そして、「明日ぜったいにびょういんに行ってきなさい」と言いました。お父さんは「医しゃにじこのことを話して、しんだんしょも書いてもらわないとな」と言いました。ぼくは「わかった」と言いました。それから、じこの後に、けいさつの人にいじわるな感じで「じこを起こしたのは君か」とうたがわれたことを話しました。すると、お母さんは「そんな変なかっこうしているからでしょ」と言いました。ぼくはこの時、かみをかたまで長くのばしていて、黒いかわジャンと、むらさき色のラッパズボンを着ていました。サングラスもかけていたし、口ひげもはやしていました。お母さんは「せめてひげはそっておきなさい」と言いました。ぼくもそのとおりだと思いました。
次の日びょういんへ行きました。ひげをちゃんとそって行きました。お医者さんにじこのことを話しました。首だけではなく頭もいたくなっていたので、そのこともお医者さんに言いました。レントゲンをとりました。お医者さんは「かるいねんざでしょうね。少しようすを見てみましょう」と言いました。そして、しんだん書を書いてくれました。その日、またほけん会社の人とでんわで話しました。またじこのことをくわしく話しました。それから車屋さんへ行きました。しゅうりするとお金がたくさんかかるから、買いなおした方が良いと言われました。車屋さんによれば、あいてのお兄さんが100パーセント悪いから、お金はけっこうもらえるそうです。
夕方車でぶつかってきたお兄さんからでんわがありました。なんどもぼくにあやまりました。お兄さんは会社をやめたそうです。ぼくはお兄さんがかわいそうになって、「こっちもブレーキをかけるのがすこし早かったかもしれない」と言いました。お兄さんは、「そんなことないです」といいました。それと「会社をやめたのは、じことかんけいないですから」と言いました。前からやめることがきまっていたそうです。お兄さんは毎日おそくまでざんぎょうで、つかれていたみたいです。かわいそうだと思いました。後でこのことをお父さんとお母さんに言ったら、「こっちがひがいしゃだから、どうじょうなんてしなくてもいいよ」と言われました。ぼくはちょっとちがうとおもいました。でも、正しいともおもいました。どっちが正しいのか今もわからないです。
何日かしたあと、お兄さんとぼくは、けいさつしょへ行きました。それからけいさつの人につれられて、じこげんばまで行って、じょうきょうけんぶんということをしました。この時のけいさつの人は、じこがおきた時に来た人とはちがう人でした。この時のけいさつの人は、ぼくにやさしかったけど、お兄さんにはきびしかったです。お兄さんはけいさつの人に、なんでブレーキをふむのがおくれたのかきかれていました。お兄さんによれば、これからのおしごとのことで、いろいろなやんでいたそうです。おまけに、じこの時はお兄さんのうしろを走っていた車がライトを上にむけていて、まぶしかったそうです。ぼくはやっぱりかわいそうだと思いました。
ぼくがその気になればじんしんじこにできたのですが、さいしゅうてきに、じこはぶっそんじこということでしょりすることになりました。首はまだちょっといたいけど、お医者さんによれば、大したことはないようです。お兄さんは、おわびとして大きなバームクーヘンをくれました。首はまだ少しいたいけど、だいぶいたくなくなっています。じこのそんがいは、ぜんぶお兄さんが入っていたほけん会社が払うそうです。僕はちゅうこ車を買うことになりました。
じこのことで、ぼくはとてもつかれました。でも、お兄さんもつかれたと思います。じこをおこしたら、ひがいしゃもかがいしゃも、たいへんだなあって思いました。これからはじこはぜったいに起こさないように気をつけます。