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第六話 特技は料理

 そして嬉しすぎた私は、沢山の料理を作り続けました。それはもう人一人が一生に食べる分を作りきったのではないのだろうか?と思えるほどの量と数になりました。


 こう見えて私は、料理系の会社に勤めていて自分で料理をすることはもちろん、味見やレシピの考案だってしてました。料理の腕は会社の中でもトップクラスです。


 でも、私の能力は本格的な料理を極めるのは向いていなかったようで、沢山の種類の料理をなるべくおいしく食べられるように工夫する。という事に重点を置きました。


 あれですね。器用貧乏と言うやつです。


 私としては美味しいものいっぱい食べられて、収入も得られるので仕事が楽しくてしょうがなかったです。でも、この魔界で、とても豪華な設備で美味しい料理を作れるなら、元の世界に帰れなくてもいいかな~何て、思う自分がいます。


 だって、目の前には私の作った料理を美味しそうに食べてくれる方たちがいますから。


だって、1人飯ってかなり寂しいですよ?


 私の目の前にいるトルテさん達は、私の作った料理を一生懸命食べてくれています。それはもう勢いよくムシャムシャと、正確にはノエルさんがムシャムシャ食べつくしていて、他の方たちは優雅に咀嚼しているといった感じです。


 ロランさんに至っては、寝ながらゆっくりと食べています。ロランさんの隣に座って食べているルイさんが起きなさい。と魔法で攻撃していますが一向に目を覚ます気配は無さそうです。


 取り敢えず、わがままを言えばいいという事だったので、自分のやりたいことをしようと思います。後で魔界の探検もしておこう。食材とかも自分の手で収穫してみたい。


 何だか思っていたよりも満喫できそうだな。と私は呑気に鼻歌を歌いながらひたすら料理を作り続けた。


 でも魔界の食品はどんな感じなんでしょうか?後でトルテさんに教えてもらおう。


 料理を作っていたら自分もお腹が減ったので自分用に小さいオムライスとハンバーグそしてデザートにプリンを作りました。


 でも作っていた時は、自分の食べたいものを中心に無我夢中で作りました。けど私の食の好みってこんな子供っぽかったけ?やばい、味覚も子供のものと同じになってる!?


 私は確か塩辛いオカズ系のものが好きだったはずなのに、気付けばデザートを作っている。何で!?まあ美味しければいいか。結構重大なことだというのに、幼児化した今の自分にはどうでもいいことに感じた。


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