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第五十九話 チーム編成

「理由としてはいかに相性がいいかですね。先ず第一に炎属性に抜群な水の魔法の仕えるアクアさんと、私をチームに入れました。後は相性と言うよりも、サポートですね。呪いの魔法が使えるトルテさんと、相手の魔力を奪う魔法を使えるロランさん。」


「私だって、相手の魔力を奪う魔法を使えるわよ!」


「でもルイさんは、戦闘でよく怒って暴走しますよね。」


 私が冷静に反論すると、ルイさんは黙って椅子に座った。そして、他に反論が無いか周りを見渡す。誰も反論が無いのを見ると、私は宣言した。


「そんなわけで、この四人が今回イフリートを討伐するメンバーになります。」


誰からの反論もなく、私は満足げに微笑んだ。


「出発は明日。エルフの村に集合です。それでは解散です!」


そう言うと皆バラバラに部屋に戻って行った。


「トルテさん!」


「はい、なんでしょう。」


「この後、また付き合ってもらっていいですか?」


「ええ、分かりました。」


 私の言葉にトルテさんは笑顔で了解の返事をくれた。そして私を抱き上げ、修練場まで運んでくれました。


「えーとですね。水の魔法に合わせた術式を作りたいのと、もう一つ聞いておきたいことがありまして。」


「何か不思議なことでもありましたか?」


「いえ、そうじゃなくて、私がトルテさんに教えてもらったこの術式ってもしかして、すごく珍しい方法だったりするんですか?」


 この間のアクアさん達の驚きようから、これって、もしかして何か重要な機密事項なんじゃないだろうかと思い現在トルテさんに直接問いかけていた。


「いえ、この術式は、幼いころお兄様が開発したものだと聞いています。お兄様が言うには魔王特有の魔力に干渉できる力が無いと不可能だと言っておられました。」


 その言葉を聞いて私は項垂れたのと同時に、理解した。そりゃ魔王だけしか使えないなら、珍しいし誰も知らないうえに出来ないんだもの。ウォルフが表に出てこない今、この術式を使えるのは今現在私だけである。


私は軽く息を吸った。


 そしてトルテさんと向き合うと、私はまた術式を書き込み始めた。あと一日でどれだけ術式をかけるかな?

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