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夏の思い出  作者: 鉢吾
3/5

≡苦い思い出≡

第3話です!


急いで、作った話しなので変な箇所が多々あると思いますが、暇な時に読んで下さい!宜しくお願いします!


――――――――――――――登場人物:主人公=柴崎隼人・後輩=杉原順平・後輩の彼女=立花リカ

『遅くなっちゃって、ごめんなさい』


『大丈夫だよ。チエちゃん』


「チエちゃんって言うんだ」


俺は何でもいいから、言葉を発したかった。


『あっ!初めまして、有村チエです!』


格好の割に、真面目そうな口調で少し戸惑った。


「しっしっ柴崎隼人です。よっ宜しく」


しまった!めちゃくちゃ噛んだ!ぁあ〜何やってんだ俺!


『隼人センパイ!取りあえず、店行きましょう!』


「それも、そうだな!」


俺は、顔を真っ赤にしながら答えた。


俺達は、そこら中にいる客引きの的になるのが、面倒だったのもあって、最初に声をかけて来た、いかにもな男に連れられて、店に入った。『…何名様でしょうか?』


「4人」


『4名様、ご案内です!』


席に案内され、席に着くと順平とリカが俺の前に座り、チエが横に座った。


「えっえっ?何これ?」


順平とリカは、あたふたしてる俺を見て笑っていた。


それに、つられてチエも笑った。


『センパイ!いいから、座りましょ!』


俺はすでに、茹で上がったタコみたいだった。


『すいませ〜ん!生四つ!』


『はい!喜んで〜!』


ビールが来るまで、たった数分が数時間にも感じた。


『それじゃ、乾杯〜』


グラスが良い音でなる。


『センパイ!もう一回、お互い自己紹介した方がいいじゃないですか?』


「確かに…」


「えっと…」『有村…』


しまった!被った!

本日、2度目の失敗。


『キャハハ〜面白いですね。柴崎隼人さんですよね?』


「はい、柴崎です」


俺は、恥ずかしくなって彼女の目が見れず、下ばかり向いていたが、格好がすごくて下も向けなかった。


『隼人さんは、リカさんと順平さんのセンパイなんですよね?』


「うっうん!」


『アハハッ隼人センパイ!緊張し過ぎですよ〜』


「人見知りなんだよ!」


リカも笑っていた。俺は、リカにこんな姿を見られたくなかった。


それから、1時間ぐらいが経った。


『ちょっとトイレ』


順平が、トイレに立ってから流れは変わった。


『私も、実は人見知りなんですよ。一緒ですね!』


一瞬ドキッとした…


派手な格好だけど、すごく優しい良い子だと、話していてわかった。


同時になぜ、チエが派手な格好をするのか気になってしまった。


「チエちゃんは、すごいセクシーな格好だよね?人の目とか気にならないの?」


チエは、急に顔色を変え少し怒った表情で言った。


『おかしいですか?』


「そんな事ないよ」


ガタンッ…


チエは、急に席を立った。


『すいません、帰ります!』


リカが心配そうな表情で聞いた


『チエちゃん、どうしたの?』


「ごっごめん…俺が変な事聞いちゃったから…」


トイレから、戻って来た順平は、何が起こってるのか、わからずやばい雰囲気を感じて、もう一度トイレに駆け込んだのが、ちらっと俺のアングルから見えた。


『リカさん、ごめんなさい…』


そう言って、足早に店を出るチエ。


今にも泣き出しそうなリカを、俺は置き去りにして彼女の後を追った。


「順平!順平!ごめん、ちょっと行ってくる!リカちゃん宜しく!」


『なっ…何かあったんですか?』


順平は、知らない顔をしていた。そんな、順平に少しイラっとした自分がいた。


俺は店を出て、周りをキョロキョロしてチエを探したが見当たらず、見当もつかないまま、新宿駅に向かった…


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