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夏の思い出  作者: 鉢吾
2/5

≡出会いの思い出≡

第2話になります。


徐々にストーリーが、決まってきましたので、頑張って更新していきます。


――――――――――――――


登場人物:主人公=柴崎隼人・後輩=杉原順平・後輩の彼女=立花リカ

初めてリカと会ってから、順平と三人でよく遊ぶようになった。


俺は、順平に悪いと思いながら毎回誘われては、断れない自分がいた。


『隼人センパイ、リカ可愛くないですか?』


「えっ?!うっ…うん。可愛いなっ。」


平静を装ったけど、かなり焦って声が上擦った。


『自分、初めて見た時からずっと好きだったんですよ。そしたら、向こうも自分の事が気になってたみたいで〜。』


順平は、照れながら嬉しそうに話す。その様子を見ながら、俺は罪悪感を感じていた。


「そっか…良かったな。そろそろ俺、用事あるから行くわ。またな!リカちゃんにも宜しく言っておいて。」


『えっ?!そうなんですか?これから、リカが隼人センパイに紹介したい友達がいるから連れて来て飲みに行こうって言ってたんですよ〜。』


「なんだって!」


何でいつもこう間が悪いんだよ。


「たいした用事じゃないし、行ってみるか。」


もしかしたら、リカちゃんと同じぐらい可愛いかも知れないし…


『大丈夫ですか?何だったですか用事って?』


「ぁあ〜大丈夫、大丈夫。」


まさか、TSUTAYAにDVDを返しに行くだけなんて口が裂けても言えない。


『じゃ新宿で、待ち合わせなので行きましょうか?』


「よし!行こう!」


はっきり言って、凄い緊張していた。


人見知りな上に、女の子の前では、空回りしてばっかりでいい思い出はない。


俺達は、大学のある二子玉川から電車で新宿に向かった。


―ガタンッガタンッ―


『センパイ、センパイ。あの娘見てくださいよ。』


順平は、小さな声で俺の耳元で言った。


「えっ?どの娘?」


順平は、気づかれないように指差した。


指の先には、肩を大胆に出した洋服とタイトなミニスカートに網タイツを履いた女の子が座っていた。


俺はその姿に、圧倒されて思わず「すごっ」って口走った。


「絶対、EXILE好きだぜ!」


俺は、何故か自慢げに話した。


『本当っすか〜?洋楽とかじゃないですかね〜?』


「いや、120%EXILEだね!」


『自信満々ですね!』


そんな、バカ話をしてる間に電車は新宿に着いた。


改札を出て、西口で待ち合わせ。


相変わらず、新宿は混んでた。


人混みは、嫌いな人が多いけど俺は割と好きだった。


『リカ〜こっち!こっち!』


『ごめんね〜待った?』


「大丈夫!俺達も今着いたところ。」


『あれ?友達は?』


『まだ来てない?もう、新宿に着いたって連絡来たんだけどなぁ〜。』


『あっ!来たみたい!』


来た女の子に仰天した。


さっき電車で見かけた派手な格好の女の子だった。俺と順平は、顔を見合わせて、二人とも言葉が出なかった…

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