覚醒
アドバイス等いただけますと幸いです。
昼、神社にて。
アスカ そういえば、真ん中の道は神様の道だったよね。
アスカ、端の道を歩いて参拝する。
アスカ 最近の不思議な出来事は何だったんだろう?朝私絶対ひかれてたよね、、。
そこへ、リスが1匹やってくる。
リス またお会いできて光栄です。
アスカ あ、コリスちゃん。ねぇ、私、なんか最近変なの。どうかしちゃってる?
リス 何かありましたか?
アスカ 今日の朝、トラックに轢かれたと思ったんだけど、トラックが私をすり抜けていったの。ちょっと怖くなっちゃって…。
リス やはりですか、あなたは…。
アスカ 何?
リス 今のあなたには信じられないかもしれませんが、あなたは普通の人間ではありません。
アスカ、茫然として立ち尽くす。
しばらく両者沈黙。
アスカ そう、なんだね。
リス 表現が相応しいか分かりませんが、半分神、半分人間といったところでしょうか。さっきあなたにお渡しした木の実、ありますか?
アスカ あ、確かポッケに、、。
アスカがポケットから取り出すと、橙色に光る玉石になっている。
アスカ あれ、、?
リス やはりあなただ。お待ちしておりました。私はあなたを、長い間待っていたのです。
アスカ どういうこと?
リス これがしるべです。あなたは神に触ってしまった。いや、触ることができた。それは、あなたがただの人ではないことの証左です。いやはや、ようやくお会いできましたな。
アスカ あー、ごめん。なにが、なんだかさっぱり。あは、あははは。
リス そうでしょう。まずは今日はもうお帰りになった方がいいかと。夜になる前に。あと、この石を、片時も話さないようにしてください。あなたを守ってくれます。今のあなたはもうやつらから認知されているかもしれませんので。
アスカ やつらって?
リス この世は災いで溢れている。自然災害や疫病、いろんなものがあるでしょう。でも、それには災いのタネがあるのです。そのタネを、我々が潰していかなければいけないのです。
アスカ へぇー、コリスちゃん、大変なんだね。
リス これからは、あなたにも手伝っていただきます。今日から私はあなたの相棒ってやつです!
アスカ えぇー!?無理無理!なんか、コリスちゃんさっきから冗談ばっかりだよ。….だよね….。
リス では、今日はこのあたりにして、またここでお会いしましょう!あ、そういえば名前を聞いていませんでしたね。
アスカ 私は、アスカ。コリスちゃんは?
リス アスカさん!いい名前ですね。私はそのまま、コリスちゃんと呼んでください!なんか気に入りましたので。
その時、突風が吹き、目の前に天狗が現れる。
天狗 ポポン!これはこれは、お会いできて光栄です。思ったより早くお目にかかれましたな。
リス しまった、もう見つかりましたか!
アスカ え、なに!?
リス 今は逃げるしかありません!
私に捕まって絶対に離さないように!
アスカ 捕まるって、相棒ちゃんに?
リスが持っていた赤い木の実をかじると、巨大な龍に変身する。
困惑するアスカ。
アスカ えぇ!えーーー!!
龍 早くしろ!今、お前を失うわけにはいかない!
アスカ ひゃっ!
アスカ、龍につかまる。
龍が空へ羽ばたく。
天狗 脅威は早いうちに潰すのが定石です、いざ、参りますぞ!ポポン!
龍 来るぞ!いいか、やつは手に持ってる扇で風を起こして攻撃してくる!俺にしっかり捕まってろよ!
アスカ は、はいー!わかりましたー!
天狗の攻撃が龍に当たり、竜は大きくよろめく。
アスカ きゃー!
龍 うぐっ、こりゃ次くらったらやべぇな。
天狗 ポポン!では、おさらば!
天狗の攻撃が龍に当たり、龍は地面に墜落する。 かろうじてアスカは守られている。
アスカ きゃー!
龍はかなりダメージを受けている。
龍 アスカ!光る石に念じろ!
アスカ 念じるって何を!?
龍 あの天狗を倒すイメージを念じるんだ!俺たちもろともやられるぞ!急げ!
アスカ わかった!
アスカ、光る玉石に念じるが、何も起こらない。
天狗 これはいかんぞ、才能が目を覚ます前に、失敬!ポポン!
天狗がアスカにとどめをさそうとした時、アスカの玉石が強く輝き始めた。
アスカ きゃっ!何これ!
龍 間に合ったか、いいか、よく聞け。イメージは必ず実現する。呼吸を整えるんだ。あいつを倒せるのはアスカだけだ。
アスカ 何が何だかよくわからないけど、今、私がやらなきゃ大変なことになるんだね…。
龍 そうだ、すまんな。俺もしばらく使い物にならん。頼んだぞ!
アスカは深呼吸し、凛とした表情で天狗を見つめる。
天狗の動きが鈍る。
天狗 神の視線とは、これは厳しいのう。
アスカ 私がやらなくちゃいけない!
アスカに光背が出現する。
光背から放たれた光が天狗へ直撃する。
天狗 ぬぅ!致し方ない、離脱じゃ!
天狗は、残りの力を全て集中させる。
天狗 またお会いしましょうぞ!ポポン!
天狗は姿を消す。
龍 助かったぜ、アスカ。あと一息で仕留められたが、よく戦ったな。
アスカ よかった…。
アスカの光背が消え、よろめいて地面に倒れる。
龍 神の力を使ったのだ、しばらくは動けんだろうから、ゆっくりしてろ。
龍がアスカを乗せ、飛び立とうとした時、木の影から謎の男が現れる。
謎の男 神の力か、そいつをどうするつもりだ?
龍 お前はいつも来るのが遅いじゃないか。危なかったんだぞ!
謎の男 わるかったな。しかし、初めてで神の力を使いこなすとは、大したものだな。
龍 本当にできるかもしれんな。
謎の男 導くのは相棒たるあんたの仕事だぞ。
龍 わかってるよ。
アスカを家まで運ぶため、龍は空へ飛び立つ。
空には、満点の星空が広がっていた。
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