黎明
初めて書きました。
アドバイス等いただけますと幸いです。
夢を見ていた、ぼんやりと、起きたら何の夢を見ていたかさえ、思い出せないような夢を。
平日の朝、いつも通り寝坊したアスカは、いつも通りパンを口に押し込んで、いつも通り自転車で全力疾走。いつも同じ日常に対して、特に何かを思う余裕もなく、目の前のことに全力投球する日常。
ただ一つ、この日はいつもと違った。
アスカ 行ってきまーす!やべ、今日すごい混んでるじゃん。時間間に合うかな、そうだ!神社の方を通ろう!
神社の境内を爆走するアスカ、参道の真ん中を自転車で爆走。
すると、途中で石畳につまずき、派手に転倒。
アスカ いたた、、、。
ちょうどそこを通りかかる謎の男。
男 大丈夫?お嬢ちゃん、参道の真ん中は神様の通り道だから、気をつけなよ。
アスカ あ、大丈夫です。ごめんなさい。
恥ずかしさのあまり、逃げるようにその場をあとにするアスカ。
アスカ 神様の通り道か、、、。
その時、なにかがアスカを見ているような気配。
アスカ 何だろう、、、。あ!やばい、学校遅れそう、急がなきゃ。
学校に到着するアスカ。友達のサクラにからかわれる。
サクラ また寝坊したの〜、ちょっとアスカ、制服ボロボロだけど大丈夫?
アスカ あ、途中で転んじゃって。ちょっとというかかなり痛いけど、大丈夫!
サクラ 全然大丈夫そうに見えないんだけど。
授業に全く集中できないアスカ。
アスカ 神様の通り道か….。あの時の不思議な感じは何だったんだろう…。
放課後、薄暗い夕方
妙な違和感を抱きつつ、転倒した神社へ行くアスカ。
アスカ 真ん中は神様の通り道、、、。私、そこ通っちゃったんだよね。実は私も神様だったりして、そんなわけないか。ははは、、、。
自分で冗談を言って笑うアスカ。
すると、そこへ朝会った謎の男。
男 お嬢ちゃん、朝も会ったね。大丈夫?
恥ずかしさをこらえるアスカ。
アスカ あ、はい!大丈夫なんですけど、不思議な違和感がずっとしてて、、、。
男 違和感?
アスカ はい、なんか、モヤモヤするっていうか、言葉にするのが難しい感じです。
謎の男、怪訝な表情
男 おじさん、悪い人じゃないからね。ちょっとごめんね。
謎の男、急にアスカの後ろに回り込み、髪をかき分けて首元を確認する。驚いた表情で。
男 わぁーお、こりゃ大変だね!
アスカ え!?なんですか??
男 触っちまったか。
アスカ え、触った?毛虫!?かゆくないよ!
男 そんなかわいいもんじゃないね。でも、じゃあ君って一体何者?
混乱するアスカ。
アスカ 私は、農業高校の一年生です。見ての通り、普通の女子高生です、、。
男 普通の女子高生ねぇ、、。でも、はっきり刻まれちゃってるよ。
アスカ 何が刻まれてるの?触ったって何?
謎の男、急に声のトーンが変わる。
男 おっといつも喋りすぎる悪い癖だ、反省反省。これ以上はここで話すのはいけないかねぇ。君が何者か、まだわからない以上、話せることじゃない。気になったらまたおいでよ。あと、このことはあまり他人に話さないほうがいいよ。じゃあまたね。
謎の男、暗闇へ消えていく。いつの間にか、辺りはすっかり暗くなっていた。状況が飲み込めないアスカだが、仕方なく帰路につく。
アスカ あのおじさん、なんなの。私何かまずいことしたかな?
帰宅したアスカ。まっすぐ洗面台に向かい、鏡で首元を確認するも、何もついていない。
アスカ 何もついてないじゃん、刻まれてるって何よ!ただ私の髪触っただけじゃん、あの変態ジジイ!
違和感とともに眠りにつくアスカ、奇妙な夢を見る。
神社の参道を横から眺めているアスカ。参道は何やら大賑わい。
アスカ なんか盛り上がってる。何だろう。
参道に近づくアスカ。人ではない不思議な生き物が、参道を練り歩いている。見とれていると、どこからともなく声が聞こえる。
声 あなたは不思議なにおいですね。人間ですか、それとも….。
アスカ、驚いて周りを見渡す。
声 あなたの足元ですよ。
アスカの足元には小さくてかわいいリスが一匹。
アスカ え!?もしかして、リス?
声 ええ、その通りです。
アスカ えぇぇぇ!?リスって喋れるんだ!でもかわいいなぁ。
リス ここはあなたの無意識な精神世界です。なぜ私がこの形でここにいるかは分かりませんが、とにかくあなたに呼び寄せられたのです。
アスカ どういうこと?なんか不思議なことがいっぱい起きててよくわからないよ。
リス 今、あなたには何が見えていますか?そこに行くべきです。
アスカ 神社が見えてる。私、そこで転んじゃったの。そこで変態ジジイに髪触られて、何かが刻まれてるとか意味わからないこと言われたの。
驚くリス。
リス では、あなたはもしや、本当に、、、。失礼しました。取り乱しました。そういうことでしたか。
アスカ 何なのよー!リスちゃんまで!
リス いずれ分かりますが、あまり時間がありません。とりあえず、今あなたが見ている場所を大切にしてください。また近いうちにお会いできるはずです。それでは。
アスカ、はっと起きる。時刻は午前4時まだ薄暗い。
アスカ なーんだ、まだ寝れるにゃんむにゃむにゃ….
翌朝、家にて
アスカ やば!今日も寝坊だぁ!
いつも通り寝坊したアスカは、いつも通りパンを口に押し込んで、いつも通り自転車で全力疾走。
アスカ あ〜今日もすごい混んでる。でも、神社ちょっと怖いから、通らない道で行こ!
自転車で道を爆走中、横からトラックが突っ込んでくる。
アスカ あ、私終わった。でもまだまだやりたいこといっぱいあるのに!そういえば、この前の神社の出来事、結局何だったんだろう。あー、神社通ればよかったかな、、、。
覚悟するアスカ、しかし、トラックは一瞬、アスカのからだを通り抜けるように、何もなかったかのように走り去っていく。
アスカ あれ、、、私って生きてる?ぶつかってない?
アスカ、頭が混乱したまま学校へ。
授業が全く頭に入ってこない。
先生 アスカさん、顔色悪いけど、大丈夫?
アスカ ちょっと休んできます。
保健室にて、ぼーっと外を眺めるアスカ。
アスカ なんで、私って今生きてるんだろう。なんか最近変な感じするし、、、。
その時、保健室の窓にリスがやってくる。アスカにアイコンタクトし、どんぐりを窓辺に置いていく。
アスカ、はっとする。
アスカ 待って!
慌てて窓を開けるも、リスはもういない。
頭の中で、また近いうちにお会いできるはずですという言葉を反芻し、どんぐりを握りしめて、神社へと向かうことを決意。
昼、職員室にて
アスカ 先生、ちょっとやらなきゃいけないことを思い出したので、今日は帰ります。
先生 アスカさん、体調は大丈夫なの?
アスカ はい!もう大丈夫です!
先生 ちょっと待ちなさい!
アスカ、静止を振り切って神社へ向かう。
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