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妹を奴隷にする?それなんてエロゲ―??(Re)

…… ンっ……

身体の奥底から湧き上がる感覚に急速に意識が覚醒していく。

「動けない?」

目が覚めたものの、身体の自由が利かないことに少し焦る。

幸いにも首は固定されていないらしく、周りの状況は確認できる。自分は今ベッドの上に寝かされている。だけど両腕は頭上へと引っ張られていて拘束されている。

脚は大きく広げられ、それぞれベッドの端とロープで繋がれているので、閉じることも出来ない。

当然大事なところが丸見えだ。


「な、何が……。」

「目が覚めたかい、お姉ちゃん。」

私に覆いかぶさりのぞき込む男の子の顔が視界に入る。


「レオンちゃん?あなたがやったのっ。すぐ解いてっ!今ならお姉ちゃんが一緒に謝ってあげるからっ。」


「んー、お姉ちゃんはまだ立場が分かってないようだから教えてあげるね。」


「な、何を……。」


「まず、お姉ちゃんは、俺がマーニャに酷い事をしていると思って、飛び込んできた。マーニャを助けようとしてね。」


レオンちゃんの言葉に私は頷く。まさしくその通りだからだ。


「でも、お姉ちゃんは返り討ちにあった。つまりお姉ちゃんは、負けたんだよ。負けて捕虜になったの、分かる?」


……あぁそうか、私はレオンちゃんに負けたんだ。

そう思った瞬間、身体の中に何か重いものが入ってくる感じがすると同時に、どこか遠くの方で「カチリ」

と、何か鍵が掛かるような音がした気がした。


「だからお姉ちゃんは、俺が好きに出来るってわけ、理解した?」


「私はどうなってもいいから、マーニャちゃんだけは助けて、お願いよ。」


私はレオンちゃんに懇願するが、レオンちゃんはニヤニヤするだけで何も答えてくれない。


「まずは姉妹の仲のいいところを見せてもらおうかな?」


応えてくれないどころかそんな事を言う。


「お姉ちゃん、ごめんなさい。」


マーニャちゃんが近づいてきて、私の唇を、自分の唇で塞ぐ。


泣いているマーニャちゃんの顔を見て、ダメなお姉ちゃんでゴメンね、と心の中で謝る。



サーラが目覚める少し前……。


「ふぅ、まさか、今日来るとは、油断したぜ。」


俺は、ベットの上に横たわってるサーラの立派な胸に軽く触れる。

寝ていても形が崩れない胸の弾力はとても素晴らしいとだけ言っておこう。


「お姉ちゃんに触るな。」


後ろ手で縛られたマーニャが言う。


逃げることは出来ないのだから縛る必要もないけど、こういうのは様式美ってやつだな。


「触るなって………、服を脱がせて、こういう風に拘束したのはマーニャだろ?」


俺は、サーラの胸の先をツンツンと突っついてみせる。


「んぁっ……。」


サーラが小さく身じろぎするが、目を覚ます様子はない。


「アンタがやれって命令したんじゃない。この悪魔っ!」


「さて、サーラが目を覚ますまで暇だな。」


俺はマーニャの言葉を無視し、意味ありげに見ながらそう言ってみる。


「なによ。するならすればいいじゃない。どうせ私は逆らえないんだから。それにアンタに穢されたこの身体だし、今更よ。」


膨れたように言うマーニャ。


マーニャの言う通り、このままヤってもいいが、それじゃぁ少し面白くない。


「そうだな。でも初めてはお姉ちゃんがいいなぁ。」


「お姉ちゃん迄穢す気っ?そんな事させない!」


「させないって言われても、その状況でどうする?」


「クッ……クッ……。………おねがいです。マーニャを犯して。好きにしていいから、お姉ちゃんには手を出さないで。レオンちゃんが出来るまで、ずっと待つから……お願い……」


マーニャの顔が悔しさで歪む。そこまでして姉を庇おうとするのをみて、ホントにいい子なんだと思う。


「えー、そんなこと言われてもなぁ。」

しかし、ここで仏心を出してはいけない。俺が強くなるためには、サーラのスキルが必要なのだ。


「お願い、何でもするから。お姉ちゃんだけは許してあげて。」

涙を一杯に溜めながら懇願してくるマーニャ。


「何でもするっていうけどな、これから一生、俺の奴隷となって、俺のために尽くせ、といったらどうするんだ?」

「それは……。」

マーニャが口ごもる。


「ほらな。出来もしない事言うんじゃねえよ。」

「出来るもんっ!アンタの奴隷になるからお姉ちゃんに手を出さないでっ。」


「……奴隷なら口の利き方ってものがあるだろ?ちゃんとお願いしてみろよ、奴隷にしてってな。」


「クッ……。おねがいします。ごしゅ、ご主人様。どうかマーニャを奴隷にしてください。一生懸命ご奉仕しますので、お姉ちゃんには手を出さないでください。」


俺はマーニャの顔を見る。

キッとこちらを睨むように見る目つきには、強い意志の力を感じる。

それだけで、マーニャが本気だという事が分かる。


……まいったなぁ


マーニャとヤるのはもうあきらめた。事に及ぶ前に果ててしまうので、俺としてはこれ以上マーニャの前で恥をさらしたくない……というかトラウマになりそうだ。


だからサーラを相手にし、確認さえできたら、この村を出ていくつもりだったったため、これ以上マーニャに負担をかける気はなかった。

まぁ、それまでの間、俺が女の子に慣れる相手をしてもらえたら……あわよくば童貞を捨てることが出来れば……とは思っているけど、俺の都合で縛り付ける気はない、俺はそこまで鬼畜じゃないんだよ。いや、マジで。


だから、サーラのヘイトを高めるために利用したら、適当なところで開放してやるつもりだったのだが……。


それに、いくらマーニャが懇願しようが、サーラを犯すのは俺の中で決定事項だ……実際に犯せるかどうかは確かめてみないと分からないが。サーラ程のレベルなら、俺のステータスはかなり上がると思う。うまくいけば魔法のスキルも手に入るかもしれない。

だからサーラに手を出さないなんて約束が出来るわけがないのだ。


……だからといって、マーニャがここまでするんだから、無下にするのもなぁ。

一生奴隷として使えるなんて、人生捨てたのと同じことであり、余程の強い決意がなければおいそれと口に出せるものではない。


そんな健気な女の子の気持ちを踏みにじるなんて……。


そこまで考えて、ふと気づく。


それ以前に、俺って、もっと下衆い事してきたんじゃね?


はぁ、今更だよなぁ。

ここまで来たら下衆に徹するしかない。

せめてもの償いに、ハーレムに入れて一生可愛がってやろう


「よし分かった。」


「それじゃぁっ。」


マーニャが喜びの声をあげるが、俺はそれを制する。


「お前の覚悟を見せてもらおうか。ご奉仕して見せろよ。」

ご奉仕でなら、十分楽しんで果てることができる川、最近の俺の気に入りである。しかし、マーニャは、これが非常に嫌みたいなのだ。

だから敢えて命令してみる。


マーニャは「クッ……分かりました」というと、俺に近づいてきてご奉仕を始める。

一生懸命にご奉仕するマーニャを優しく撫でながら、この後に起きる出来事を想像し、「悪いな」とそっと呟くのだった。



サーラが目覚めてからしばしの時が過ぎた。

部屋の中では、ピチャピチャと言う水音と、サーラの喘ぎ声だけが聞こえる。

マーニャがサーラを責め、サーラが必死に耐えつつも、耐え切れずに漏らす声。

それを見ているだけで我慢が出来なくなる。

「マーニャ、どけ!」

俺はマーニャを押しのか、サーラに覆いかぶさる。

「いやっ、レオンちゃん、やめてっ!」

サーラの悲痛な悲鳴が響き渡るが、俺は構わず突き進み……辿り着く前に果てる……。


「……。」

「……。」

「……。」


部屋の中を静寂が包み込む。

誰も言葉を発しない。

そのうちに、我に返ったマーニャがサーラの戒めをほどくと、サーラは俺の頭を、その豊かな早急に引き寄せ、「大丈夫、大丈夫だからね。」と優しく撫でてくれる。

俺はその優しさに、思わず嗚咽を漏らすのだった。



「……レオンちゃん、落ち着いた?」

サーラの言葉に、俺はコクンと頷く。

しかし俺の頭はサーラに抱きかかえられたままで、俺の顔は、サーラの豊かな胸に包まれたままだ……正直少し息苦しい。


「それで、レオンちゃんはどうしてこんなことしたの?」

サーラが優しく聞いてくる。

「うん……」

俺はサーラに包まれたまま、問われるがままに全てを白状する。

神様らしき存在に会ったことで、新たな力を授かったものの、自分の弱さを知ったこと。

半信半疑だったけど、マーニャのおかげで理解できたこと。自分が強くなるには、こうする以外の方法がなかったこと。自分の周りにいる女の子を護れるぐらいには強くなりたいこと等など……。


「そう、やっぱりレオンちゃんは優しい子だね。でも、だからと言って、女の子に無理やり、こんなことしちゃダメでしょ?」

「でも……俺が強くなるにはこうするしか……。」

「でもじゃないの。……マーニャちゃんにゴメンナサイは?」

「……。」

「レオンちゃん?」

俺が無言でいるとサーラの声が少し強くなる。

「マーニャ……ごめん。」

「……フンッ!」

マーニャはそっぽを向き、そのまま部屋を出て行った。

「……まぁ、レオンちゃんが悪いんだから仕方がないわね。」

「いいんだ。嫌われるのは決まってたから。」

俺のスキル「ナイトメアハードモード」……エッチをした相手には嫌われるという付随効果付き。だからマーニャに嫌われるのは想定内なんだけど……。

実際に目の当たりにすると中々辛いものがある……っていうか、まだ最後までいってないんだけどなぁ。


「大丈夫よ、レオンちゃん。」

サーラはそう言って、俺の唇を優しく奪う。

「えッ?」

突然のことに唖然とする俺。

「エッチな事をすればレオンちゃんは強くなれるんでしょ?……お姉ちゃんに任せて。」

そう言いながらサーラは俺にキスの雨を降らせてくる。

俺は成されるがままに彼女に身を委ねる。

……何がどうなって……?

俺が冷静に思考できたのはそこまでだった。

その後は、終始サーラにリードされながら、朝まで過ごすのだった。


因みに、やはり最後までいたすことは出来なかったとだけ告げておこう。

サーラは慰めてくれたが……うぅ、マジにトラウマになりそう。



翌朝、陽が昇る頃にはサーラは家に帰っていった。

「お姉ちゃん以外と、こういう事しちゃダメだぞ♪」という言葉をのこして。

正直、その笑顔の破壊力に、俺はすぐにでも続きをしたかったのだが、「夜までお預け」と言ってサーラは逃げるように去っていった。

サーラの様子に、俺を嫌っている感じは受けなかったが、ナイトメアモードは発動していないのだろうか?

俺はサーラをを見送った後、ソファーに寝転がり、メニューを開く。


そしてまずはサーラのステータスを確認する。


『サーラ☆ 人族 Lv9 Job 精霊巫女』


HP 92  MP 198

STR 38  INT 128  VIT 27

SPD 42  DEX 60  LUK 88


スキル:精霊魔法Lv5 風魔法Lv4 水魔法Lv4 契約魔法Lv5 料理Lv3 家事Lv3 魔力強化 Lv2 魔法増幅 Lv2 生活魔法

称号 :精霊に愛されし娘 慈愛の聖母 


運のステータスが下がっている。

俺に狙われたことで運が悪くなったっ事か?なんだかモヤモヤするなぁ。


名前の横に星がついた……多分、堕ちたということを表しているのだと思う。


ついでに、マーニャのステータスも確認する。


『マーニャ☆ 人族 Lv3 Job 宿屋の娘』


HP 50  MP 30

STR 12  INT 16  VIT 22

SPD 10  DEX 18  LUK 1


スキル:料理Lv3 家事Lv1 生活魔法

称号 :レオンの奴隷


Lukが最低になっていた。

一部ステータスの変化は理由が分からないが、称号に奴隷があるのは、昨晩の奴隷宣言が関係してるのか?

サーラの方についていないのは、奴隷宣言させてないからだろうか?

いろいろ気になる点も多いが、まだ、サンプルは二人だけだから、結論を出すのは早いだろうと思い、二人のステータスを閉じて、自分のステータスを拡げる。



『レオナルド 人族 Lv4 Job ヒモ』


HP 100  MP 80

STR 22  INT 20  VIT 50

SPD 12  DEX 15  LUK 99

BP:50 SP:50


スキル:ナイトメアモードハーレムパック、物体引き寄せ(アポーツ)、家事手伝いLv1、水魔法Lv1、契約魔法Lv1 、風魔法Lv1


称号 :ロマンの求道者 女神に嫌われし者 スピードスター(速きモノ) 姉スキー くそ童貞野郎!


「おぉ、一気に上がったなぁ。」

流石はサーラというべきか。

念願の魔法のスキルも覚えた。今度サーラに魔法の使い方を教わろう。

そして、ジョブと称号欄が酷いことに……ってか悪意を感じるのは何だろう?。


まぁいいか。今更だしな。

俺は憮然とした思いを抱えつつ、結局サーラが俺の事を嫌ってない理由が分からないまま、メニューを閉じるのだった。


主人公に『早撃ち』の特性を咥えたがために、元ストーリとのズレが生じていていますが、まぁ、リメイクなのでw


ご意見、ご感想等お待ちしております。

良ければブクマ、評価などしていただければ、モチベに繋がりますのでぜひお願いします。

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