クレイドル攻略 その2 (Re)
「な、何するのっ!」
「決まってるだろ?話を聞かせてもらうんだよ。」
「だったらなぜ縛るの?」
手ごろな樹がなかったので、クリエイトの魔法で石柱を作って、そこからロープを渡して、レリーシャを吊り下げる。
「俺の趣味だ。」
俺はそう言いながら彼女の背後から胸に手を伸ばす。
「さて、色々喋ってもらおうか。」
「んあぁっ!……な、何を話せば……ぁやんっ……。」
見た目では分からなかったが、なかなか立派なものをお持ちでいらっしゃる。
レリーシャは、まだ成人前だというから、まだまだ成長の余地はあるだろう。これからが楽しみだ。
「っぅぁあ……あぁ……だめっ……は……ぁああ……。……発情期じゃないのに……、こんなの……いやぁ……。」
「ん、発情期?」
ボリューミーな感触に、思わず本題を忘れそうになるがレリーシャの言葉に引っかかりを覚えた。
「……。」
しかし、レリーシャが黙ってしまったので、俺はさらにレリーシャを責め立てることにした。
何度も刺激を与えながら聞きだしたところによると、獣人達には一定の周期で発情期というものがあるらしく、その時期になると、お互いにパートナーを見つけて盛るらしい。勿論、誰もかれも、と言うわけではないのだが。
また、発情期以外には性欲を感じないので、自慰行為などもその時期以外にすることはないらしい。
そして、レリーシャは、まだ、初めての発情期を迎えていないので、今自分がされている事は、知識としては知っていても体験するのは初めての事だという。
「じゃぁ、ここなんかも触ったことがないのか?」
俺は敏感なところに指を這わせる。
「ああっああっ!それは・・・」
自慰行為すらしたことがないのだから、初めて経験する快楽に耐えられるはずもなく、あっという間に昇りつめてしまう。
「いやぁぁぁ……、は、発情期じゃないのに、こんなの………いやぁぁぁ………。」
レリーシャは涙を浮かべながら、イヤイヤと身を捩るが、身体は、与えられる快楽に反応してしまう。
それがまた、レリーシャに絶望感を与える。
獣人達は、発情期じゃない時には性欲を感じないらしいが、身体までそうではない。与えられた刺激にちゃんと反応するし、刺激を与え続ければ普通に発情する。
しかし、発情期がある彼女らにとって、時期以外に発情することは、とても恥ずかしい事らしく忌避されている。
実際、獣人が発情期以外に発情するというケースは、他人に無理矢理発情させられる以外にないのだから、忌避されるのは当然のことだろう。
発情期がなく、年中いつでも発情している人族との溝がここにもあるのだった。
「いや、嫌なのぉ………。発情期じゃないのに………。」
流石に初めてというだけあって、身体も快楽に慣れておらず、ちょっとした事でも敏感に反応する。
それが、また俺の嗜虐心をそそる。
レリーシャの痴態を思う存分堪能し、そろそろ頂くかと思った時、背後からポカポカと叩かれる。
「起きたのか?」
アリスだった。アリスは俺をポカポカと叩きながら、メッ!と言ってくる。
「レオンさんがまた女の子を虐めてるです。メッですよ。」
アリスはレリーシャを庇うように、両手を広げて俺と彼女との間に立ち塞がる。
………困った。ここでやめるには、俺のアレは張り詰めすぎている。ココは、アリスを何とか誤魔化さないと………。
「アリス、コレは虐めてるわけじゃないんだ。襲っているんだよ。」
「余計悪いですっ!」
ガルル……と威嚇を始めるアリスを俺は優しく抱きかかえて、レリーシャから引き離す。
「これには理由があってだなぁ………。」
「どんな理由です?そう簡単には騙されないですよ?」
プンプンと怒りを見せるアリス。
「まぁ、聞いてくれ。アリスが襲われたのは覚えているか?」
「ハイ、ですぅ。大きな獣人さんでした。……レオンから貰ったコレがなければ、正直危なかったですよ。」
そういいながら指輪を見せる。
アレには、常時魔力障壁を貼る効果が付与されているから、大半の衝撃を防いでくれたのだろう。それでもアリスが気を失うくらいなので、どれほどの力で殴ったかと、考えると、改めて怒りが湧いてくる。
「つまり、俺とアリスには、その暴力に対する反撃と賠償を請求する正当な権利があるってことはわかるよな?」
「それは。まぁ……わかるですけど……。」
渋々と頷くアリス。
「それでだなぁ、俺の怒りをそのまま反撃と賠償にあてるとなると、獣人が全滅する事になるんだよ。」
俺の言葉に、息も絶え絶えだったレリーシャがビクッと身体を震わす。
「どうしてそうなるです?」
少し怒ったようにアリスが聞いてくるので、俺はレリーシャやクロウから聞いた獣人の現状を話してやる。
「……というわけだから、ただでさえ困窮している獣人たちにこれ以上の事をするのは忍びないだろ?」
「ハイなのです。アリスはもう怒ってないので、許してあげてほしいですぅ。」
「まぁ、そう簡単には許せないんだけどな。あぁ、そうだ。ついでに獣人の子供たちが飢えないように、こんな計画を立てているんだが……。」
「すごいですぅ。さすがレオンさんです。やっぱりレオンさんはとてもいい人なのですよ。」
話を聞いたアリスは、先程とは打って変わって、ニコニコと俺に纏わりついて来る。
「だけどな?無償でそんな事をしたら獣人の為にもならないだろ?」
「どうしてです?」
キョトンと首を傾げながら、アリスが俺を見上げる。
「よく考えてもみろ。誤解で、死ぬかもしれないほどの力で襲った相手に、なんの代償もなく許してもらったうえに里の窮状まで救ってもらったとなったら、獣人達の借り分が大きすぎるだろ?そういう関係は健全じゃないってことは分かるな?」
「えっと、えぇっと、……私たちの好意を受ければ受けるほど、精神的負担になる……でしたっけ?」
アリスが、以前俺が教えたことを思い出しながら答える。
「そうだ、一方的に与えることは、大きな目で見れば、相手を支配する事にもつながり、結果として相手は言いなりにならざるを得ない状況に追い込まれ、……それは対等な関係ではなくなる……まぁ、俺としては獣人たちを奴隷にしていいんだけどな。」
「ダメですっ。みんな仲良く、ですよ。」
「だろ?だから俺はレリーシャを襲ってるんだ。」
そう言いながら、大人しくなったレリーシャに再び、刺激を与え始める。
「何で、そうなるです?」
アリスは、レリーシャに与えられる刺激を止めようと、俺の腕を抱きかかえながら聞いてくる。
「だから言ってるだろ?今のままじゃ獣人達の借り分が大きすぎるんだよ。特にクロウの奴がアリスを襲ったのは許せない。」
「うぅ、アリスの為に怒って狂るのは嬉しいですぅ。でもそれは誤解で……。」
「誤解でもなんでも殴ったという事実は変わらない。だけどな、それが誤解じゃなくなったらどうなる?」
「??????」
俺の言っていることの意味が理解できなかったのか、アリスがキョトンと首を傾げる。
「だからな、時系列に無理があるけど、そこはつじつま合わせをするとして、……レリーシャが襲われているので、クロウも襲った……という事にすれば、クロウがアリスを殴った借り分はチャラに出来るだろ?そうすれば、残ったのは子供たちの窃盗についての賠償だけだ。それくらいなら、労働力を提供してもらうぐらいで済ませることが出来るじゃないか。後はお互いに対等な立場として獣人達が助かるような提案を持っていくことが出来る。そう思わないか?」
「うぅ……難しくて、よくわからないですぅ。」
「……簡単に言えば、レリーシャが、獣人の代表として罰を受けることですべてをチャラにするってことだ。レリーシャは身体を張って獣人皆を救う、とても立派な娘なんだよ。それなのにアリスは、その崇高な決意を邪魔して獣人達を窮地に追い込もうとしてるんだぞ?」
「うっ、そうだったですか……ごめんなさい。アリスはレリーシャさんを尊敬するです。」
「理解してくれたか?だったら、そこの小屋で、彼女が身を清めれる用意をしておいてやってくれないか?」
俺は先ほどまで、アリスが寝ていた小屋を指さす。
倒れているアリスを野ざらしにしておくわけにもいかず、クリエイトの魔法で急遽作った小さな小屋だ。
「わかったですぅ。」
アリスはそう言って小屋へと駆け込んでいった。
「さて、これで邪魔者はいなくなったな。」
俺はレリーシャにニヤリと笑いかける。
「だ、騙されてるよ、あの娘……。」
「素直で可愛いだろ?」
俺はそう言いながらレリーシャへの愛撫を再開し、その初めてを戴くことにする。
「やっ…やめ…て!いやぁぁーーー!!」
レリーシャの悲しげな悲鳴が辺り一面に広がるが、彼女の受難はまだまだこれからだった。
◇
「ここが私たちの里よ。」
レリーシャの案内で訪れた獣人達の隠れ里は、お世辞にも活気があるとは言い難かった。
「これは……酷いな。」
「みんな顔色が悪いのです。」
「遅かったな。」
俺とアリスが会話をしているところに、クロウが割り込んでくる。
彼の後ろには数人の男たちが控えていた。
「色々準備があったからな。……無駄にならずに済みそうでよかったぜ。」
俺はアリスに視線を送ると、アリスは頷いて、さっそく準備を始める。
「何を……。」
「炊き出しの準備だよ。子供たちの話からして、お前らもあまり喰ってないんだろ?」
アリスが大きな鍋に水を張り、下ごしらえ済の食材をどんどん放り込んで、ぐつぐつと煮込んでいく。
敢えて匂いが強い香辛料を多用しているため、しばらくすると、食欲をそそるいい香りが辺り一面に漂っていく。
その匂いにつられ、何事かと、里の住民達が集まってくる。
里では見慣れない人族の男女に、里の中でも特に屈強な男たち、そして、暴力的なまでに食欲を促す香り漂う大鍋……里の者達は怯えながらも遠巻きに俺達を見ている。
「まずは、腹ごしらえをしてからだ。交渉はその後でも問題ないだろ?」
俺がそういうと、どこかで、ぐぅ~とお腹の音が鳴る。
うん、皆異論はないようだ。
調理をアリスから代わり、、アリスとレリーシャが、並んだ獣人達にスープをよそって配る。
食べ応えがあるように大きめの具材がゴロゴロ入っているので、スープというより、シチューの方が近いかもしれない。
ちなみに食材は、あの時アリスを庇っていた野菜たちである。アリスの手によって調理されるのだからきっと本望だろう。
里の人口は100人に満たないが、一人一人の食べる量は半端なく、かなりの食材を用意したはずなのに、あっという間に食材切れとなってしまった。
まだ物足りなさそうな顔をしている獣人達だが、それでも、ここ数日で食べた以上の量を食べることが出来たため、それなりに満足して帰宅していく。
それら里の者を見送ると、広場には数人の男達だけが残る。
「あらためて感謝しよう、俺は銀狼族のシルバだ。」
一人の男が一歩前に進み出て名乗りを上げる。
「俺はレオナルド。レオンと呼んでくれ。見ての通り人族だ。そしてこちらが、大事なパートナーのアリスだ。」
俺はあえて”大事”という所を強調すると、後ろの方でクロウが身を竦めるのが見えた。
「俺達は、細かい交渉事が苦手だ。だからハッキリ言ってもらいたい。お前たちは何が望みだ?」
「そういうストレートなのは嫌いじゃない。……アンタがリーダーってことでいいのか?」
「……いや、里の長は別にいる。が、この場では俺が全権を任されている。」
「成程、実行部隊のリーダーってわけか。」
「そのようなものだ。」
「そうだな、今回俺達が来たのは、そいつから聞いていると思うが、賠償請求と、協力を仰ぐためだ。」
「……クロウから大まかな事は聞いている。賠償については出来る限りの事をしよう。しかし協力とは?」
「細かい事は、話がまとまってからになるが、近いうちにある程度まとまった戦力が必要だ。その為に獣人達の力を貸してほしい。対価は、……そうだな。継続しての仕事、安心して暮らせる場所、不足した食料の供給、その他には、人族と対等に暮らす権利……ぐらいか?他に何か希望があれば検討するぞ?」
「人族と対等か……そう言ってまた我らを騙す気なのだろう?」
「騙す気はないさ。そもそも、今言ったことを実現するにはお前たちという戦力が必要なんだ。騙されていると思えば、手を引けばいい。俺達はそれだけで何も出来なくなるのだからな。」
「以前似たようなことを言ってきた人族の女がいた。……しかし、その女は国家反逆とかで捕まったため、その話は立ち消えになったのだが、どうせ我らを都合よく利用しようとしたのだろう?」
「どこかで聞いたことがある話だが……。」
「それ、セシルさんの事じゃないですかぁ?」
それまで黙って聞いていたアリスがそう言うと、確かそんな名前だったと、シルバがいう。
「なら話は早いか?」
俺は、セシルの事をシルバ達に説明する。打算込みではあるが、本当に獣人達との友和を願っていたこと。彼女は約束を違えるような人物じゃないこと、それらを疎ましく思った、他の人族に罠にかけられたこと等々……。
「だから、横槍が入らなければ、セシルが言ったことは実現していたと思うぞ?」
「しかし、その話が本当であれば、その場は実現したとしても、他から干渉が入り、我らの立場はたやすく覆されるのではないか?」
「まぁ、その通りだな。」
「否定しないのか?」
「事実だからな。セシルのやり方では、結局その場しのぎでしかないからな。」
「お前は違うというのか?」
「どうかな?ただ俺が考えているのは、クレイドルから南西を丸ごと頂く。つまりここら一帯を含めて俺が支配する。この場では俺が支配者であり俺がルールだ。だから俺が獣人族と仲良くすると言えば、少なくとも、表面上は仲良くしてもらう事になる。勿論獣人族も同じだぞ?人族と仲良くしてもらう。従えないというなら、出て行けばいい。」
「そんな無茶苦茶な……。」
シルバを始め、その場にいる獣人達が呆れかえった声を出す。
「無茶かどうかはやってみないと分からないだろ?お前たちは自分たちの権利を守るために動けばいい。お前たちの力がなければ立ち行かないのだからな?」
「……俺達が、人族と対等に?出来るわけがないだろ?」
「なぜそう決めつける?生活習慣が違うのは分かっているから、同じ街に住む必要はない。それぞれの生活圏で暮らし足りないものを補い合う……対等な立場でだ、出来ないとは言わせないぞ。」
「……俺たちの仲間が奴隷として捕まっている。そいつらはどうなる?」
「お前たちが助け出せばいいだろ?街を鎮圧する際、奴隷商も襲撃すればいい。売られた先を襲えばいい。無抵抗の者を嬲ったり、度を越えた行いは俺が粛正するが、正当な権利を得るための正当な戦いには誰も口出しをする権利はない……違うか?」
「お前は人と獣人が対等の立場として暮らせる場所を作る、俺達はその手伝いをする……その認識で間違いはないか?」
「獣人だけじゃない、他の亜人と呼ばれている異種族も、魔族だって、共存を望むものは皆受け入れるつもりだ。ただし、それらを邪魔する達に容赦はしない。」
……そう、俺はケモミミ娘だけじゃなく、他の異種族の女の子達ともエッチがしたいんだよ。
そんな事を素直に白状する気はないが。
「畑からの収穫があるし、人手を出すから狩りの方も何とかなる筈だ。当面の食糧問題はそれで解決するだろう?」
先程用意した食材は、今日の収穫分の一部だ。
収穫時期の今は、同じぐらいの量はほぼ毎日とれる……ハッキリ言って供給過多なので、俺は慌てて大容量の亜空間収納倉庫を作る羽目に陥った……おかげで、エンチャント系とクリエイト系のスキルの熟練度が一気に上がったのはいいんだけどな。
しかも、ここ数日の様子を見ていると畑が勝手に広がっているフシがある。獣人達に収穫を手伝ってもらえるなら、却って助かるのだが……あれって本当に畑で、あいつらは普通の野菜……なんだよな?
俺の出す具体的な救済策に、頷く獣人達。
「里の位置も、ここからもう少し北側……俺たちの拠点にしている教会近くにすれば、比較的安全に過ごせるだろう。どうせこの辺り開拓していくんだから、今の里はその時の活動拠点にしてもいいしな。」
俺は次々と案を出していく。獣人達も、乗り気で、様々な意見を出し始め、議論が活性化し始める。
盛り上がりが最高潮に達したところで、俺は獣人達に問いかける。
「まぁ、そんな感じなんだが、協力してもらえるってことでいいか?」
ここまで盛り上がっているのだから、今更いやと言うわけもなく、獣人達は喜んで協力することを確約してくれる。
その後も、具体的に何をどうしていくかを話し合い、大体の意見が出そろって、明日からの活動内容が決まったところで俺は切り出す。
「さて、じゃぁ、そろそろ賠償について話し合おうか?」
ニヤリと笑う俺を、獣人達は何か恐ろしいものを見たように、戦き震えあがるのだった。
ご意見、ご感想等お待ちしております。
良ければブクマ、評価などしていただければ、モチベに繋がりますのでぜひお願いします。




