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林檎の実と僕の後悔  作者: 穂先ロア
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名無しのバンド

次の日橋の上で景色を眺めながら写真を撮っていた。車が通るたび橋は小さく軋むその音がまるで一つの歌を奏でるように聞こえた。

「綺麗な景色だ…うん…周りの音も美しい」

そんな言葉を零した後後ろから僕の名前を呼ぶ声がした。

「おーい!迴」

聞き覚えのある声に僕は振り向きながら声をかけてきた相手に向かい

「おはよう…裕二…恭太郎」

僕は二人に笑みを浮かべながら二人に返答した。その後僕達は橋の上で会話をする。裕二は僕達のバンドについて提案してきた。

「なぁ…俺らこのままじゃ「名無しのバンド」じゃねぇか?」

そう考えると確かに名無しのバンドになる。確かにこのままだと素っ気ないバンドだと後になった時に名が残らない。僕はその時に口に含もうとしたアップルパイを見返してこう言った。

「あ…そいえば…林檎の実の花言葉って…「後悔」と「誘惑」じゃなかったけ?」

僕がそう言葉を零すと裕二も恭太郎もキョトンとした顔をしながら僕に質問してきた。

「あー…いきなりどうしたんだよ?」

「そうだよ…廻らしくないじゃないか」

その二人のへんとうに僕は一間置きまた言葉を放つ。まるで二人なら分かってくれるかのように

「まだ分からない?」

そう言った後二人はハッと息を飲むように僕に言った。

「まさか……お前」

「確かに…僕らはパフォーマンスも売りにした。だけど「後悔」は当てはまらない。」

恭太郎がその言葉を零した直後裕二は溜息をつきながら恭太郎に言っていた。

「違ぇ…アイツは「後悔」ってのは自分に当てはめるつもりみてぇだ。」

そう裕二が説明すると恭太郎も納得した表情をした。そりゃこのメンバーなら…誰でも戸惑うだろう。僕は二人を説得した。こんな名前が良いと。

「TheApple humanって名前良くないか?確かにこれじゃ…ただ皆に僕のエゴを押し付けてるようなもんだが…」

そう言って僕はまたアップルパイを口に含んだ。その後に裕二が返答をしてきた。

「いいじゃねぇか!な?恭太郎」

裕二は満面の笑みを浮かべてその言葉を零す。それにつられ恭太郎も

「まぁ…廻が決めたことだから……ホント良いセンスしてるよ」

そう言い裕二と恭太郎は僕の家に向かうことを僕に告げた。

「道具とかの準備…先にしてるぜ」

そうだこれから練習をしなくてはならない。でもその前に僕は行くところがある。

「スーパー行って夕飯の材料買わないとな」

そう言いその場を後にした。しかしなんだろう…嫌な予感がする…気のせいだと良いが

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