ゼウスとトールと夢の中
今日はとても疲れた…
両親には気を使われたし、まさかの属性による地位が決まるなんて聞いてない…
ゼウス様はなんも言わなかったし…てか聞いてたらほかの属性選んでたかな?
多分、雷属性だな選んだと思う。
あれ?ゼウス様が属性式の時に説明するとか言っていたが約束忘れてのかな?
トール様を見たかったけど…
まぁ疲れたから寝よ
「悪いわね、100年も放置してたから忘れてというか、分からなかったのよ。
素直に謝るわ。」
放置してた?ねえなんで?
「神にも色々あるのよ、この話はこれで終了ね!」
無理やり終わらせたよ…
「忘れてるみたいけど心を読めるのよ。顔でわかるけど」
そうだった忘れてた、ごめんゼウス様
「まぁ、今回は許してあげる。紹介するね、雷神トールよ」
(スタイルがいいね…)
あれ?最後のほう聞こえなかったけど…?
それにしてもグラマラスな体系だ。誰かと違って
「・・・・・・」
うぅ、ゼウス様の視線が痛い
「トールです。よろしくお願いします。アルフォン様」
「こちらこそよろしくお願いします。何故様付けなんでしょうか?」
「アルフォン様は雷神である私に選ばれたからなのでとお答えしましょう」
ごめん、全然わからない…と思っているとゼウス様が
「これについては私から説明するね。 転生する際にも言ったけど
15歳になったら属性王位戦に出てもらうと」
そんなこと言っていたな~
「簡単にいうとあなたは雷王になったの。だからトールは様をつけて喋るわけ。
負けたら、本当の意味で最低地位になるの。ちなみに100年前は雷属性が優勝したの…
なのに今では最低地位になっている。理由としては子孫ができなかったの…
原因は分かっていて他の属性王が邪魔したから…圧倒的過ぎて…しかし、神同士ではなく
下界同士の争いだから私たちは介入できなく気づいたら現状の状態になっていたの…
トールにも申し訳ないとは思っているわごめんなさい」
「ゼウス様気にしないで…私に最後の王を授けてくださりありがとうございます。
アルフォン様を必ずや立派な王に育てます」
「うん、よろしく頼むよトール!」
あの~2人で話進めないでほしいんだけど…
「ごめんね、これが転生した際に言えなかった理由なんだ、まさか雷属性を選ぶと思ってなくて、
選んでなくても無理やりするつもりだったけど…
まぁ、自主的に選んでくれてありがとう」
え?選択権はなかったのか…まぁいいけど
「大まかな事情は分かりました。それで属性王位戦で勝てばよろしいとのことなんですが、
強くなる方法は自分で探すとして、参加方法はどのようになるんですか?ゼウス様」
この時、参加方法を聞いて失敗というか不安になってしまった…
「参加方法だけど、闇王は魔王だし、光王は最高神官だからいいとして
炎、水、木の王は人間国のEXランク冒険者だから同じ土俵まで行くしかないね」
「ゼウス様、たった10年でそれはいくら何でも…」
うんうん、EXランクは僕でも知っている。50年以上、最強実力を持っていないと
なれないんでしょ流石に時間がね…
「甘すぎます!せめて星獣キリンを従事させないと…絶対に勝てません!
EXランクなんて甘いです」
あれ?様子が…
「そうねトール、私が甘かった。てことで10歳になったら冒険者登録して、5年以内で星獣キリンの
従事すること。異論は認めないわよ。これは私とトールの最後の戦いであり、絶対に勝たなくては
いけないんだから」
「あの色々と言いたいことというか、確認項目があるんですが、EXランクにはどう頑張っても
無理ではないでしょうか?星獣キリンとは?」
「アルフォン様、星獣とは各属性王が携えてる召喚獣みたいな存在です。現在の王はアルフォン様以外
従事しています。従事したら自動的にEXランクに昇格できます。」
「トール様、丁寧なご説明ありがとうございます。ただ、そもそも冒険者に登録できるのしょうか?
星獣キリンの居場所はどこでしょうか?そんなに時間がないので強くできますか…?」
「「・・・・・」」
「ゼウス様?トール様?まさか考えてないとは言わせませんよ?」
多分、自分の後ろに修羅がいると思われるくらい、ゼウス様とトール様が怯えている気がする…
「ゼウス様、私トールは神界にいながら死相が見えます…」
「安心して、私も全能神だけど見えるから…1人では行かせないから…」
「さぁーお二人とも早くお答えください…w」
あぁ~泣いてしまった…w
数秒立ってやっとゼウス様が口を開き始めた
「星獣キリンに関しては私たちでも足取りを追えないの…知ってるのは世界竜バハムートだけなの
そっちは知っているから挑める実力になったら居場所を教えるわ。
冒険者登録だけど実力があればどこでも登録できる、ただ圧倒的ではないと
地位の関係上難しいかもしれない…幸い両親が実力者だからほかの子よりはましかもしれないけど
もちろん、私やトールも手伝うわ!ただし、この100年で雷属性に関しての文献が消えてるから
神のご加護ということで手紙を両親に送る。あとで失望してほしくないから言うけど、
雷属性は身体強化がメインで攻撃魔法は2つしか覚えないから、ただし攻撃魔法というなの
殲滅魔法だから極めれば誰よりも強くなれるから期待していて」
「はぁ~分かりました。これからもよろしくお願いします。ゼウス様、トール様
自分は明日より修行します…無理難題を突き付けられたので…
今更ですが、夢の世界ですよね?やけに疲れてるんですが…
実際には時間は立っているのでしょうか?」
「うん。修行も私たちも手伝うから安心していいよ!時間は立っていないから
今日のところはゆっくり休んでくれ」
「アルフォン様、また明日よりお願いします。今日はゆっくり休んでください」
だんだんと何も見えなくなってきたな…
やけに疲れたよ、今日はゆっくり休むとしよ…
最後に気になる一言があった気がしないでも気がするけど
明日になったら考えよう、今日は本当に疲れた…ゆっくり寝ます…おやすみなさい