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『幽幻姫』と皇帝と

「理解できない、訳が分からない!そもそもマリーが僕を置いてどっか行ってしまうことなんて絶対ないんだ。」

「絶対なんてことはない。現に君のそばに彼女はいないだろう?」


 ラインハルトは彼女をわざと感情的になるよう煽っていた。いや、普段からこういうやつだったか。


「それに考えればわかるだろ?君の命の危機をちらつかせれば彼女は従わざるを得ないことをさ」

「てめぇ!!」

「麗しのお嬢さんがそんな汚い言葉を使うものじゃないよ?」


 その時、バーンっと扉が開かれた。


「やぁ!!またあの国の使者、ヤベェやつだったんだって?暗部からきいたよーー!……おや?」

「あ、リューたん!!もう来たのぉ?ちゃんと宰相の許可とってからコッチ来たぁ?」


 その男はラインハルトと少し雰囲気の近い人間だった。そりゃあそうだ、彼は ブラウラン帝国を治める皇帝、リューフェレン・ブラウランなのだから。


「リューたんって、相変わらずその呼び方をされるのですね。まぁ、丁寧にラインハルト様の質問に答えるのであれば、外交官に引きずられたワゲンの護衛が両手首を失った状態で喚き散らしていたと報告が上がったからね、二人がもうこちらに到着し、早速厄介なことに巻き込まれたのだろうと思いましてね。あ、ちなみに私はラインハルト様みたいに自由気ままに生きるような人間ではないのでね、ちゃんと臣下にはここに向かうことを告げてからこちらに来たから安心して。っで、そちらの方は誰かな?あ、私はリューフェレン・ブラウランっていうんだけど……」


 突然ここにやってきてフランクに自己紹介した皇帝陛下に、ルナは理解が追い付かず固まってしまっていた。


「……リューフェレン・ブラウラン陛下、彼女は『幽幻姫』ルナ・シュテルン嬢です」


 ユーリは固まっているルナに代わり皇帝陛下にそう答えた。

 

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