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クソヒロインに花束(イバラ)を♪3


皆様ごきげんよう。


私、後もう少しでざまぁ?を見せていただける3バカ+1(ビッチ)を、生温い目で見させて頂いております、バーガンディ公爵家令嬢、オディール・バーガンディと申します。



楽しくランチをしておりましたところ、自称側近?の3バカを引き連れました、ブショネ男爵令嬢(ビッチ)と愛しの婚約者様【状態・魅了】が、なんと!


婚約破棄などと言うイベントを、おこしやがりまして!




・・・コホン


失礼致しました。



ビッチに魅了されました婚約者(アクアライン)様が、

ブショネ男爵令嬢(ビッチ)に言われるがまま、私に

言いがかりと言える様な事をわめき散らし・・・まぁ、いわゆる冤罪と言うものでしょうか?

婚約破棄を宣言致しまして、その上調子にのりました男爵令嬢(ビッチ)が、アクアライン様に抱きつくなどと言う暴挙を私の目の前で繰り広げて下さいました!



魅了にかかっておりますアクアライン様は、守護が戻り次第正気に戻られますのは分かっておりますが・・・


例え一分一秒でもアクアライン様に、あのビッチが触れている(抱きつく迄シテイマシタワネ)

なんて、絶対に許しません!


あと少しでアクアライン様の守護と、本当の側近が来ると分かってはおりますのですが・・・



目の前におりますこの男爵令嬢(クソビッチ)が、これ以上アクアライン様に近づく事がないようにするには、どうしたら良いのでしょうか?



など考えておりましたら、



なっ!なんと。!!


ヒロイン?な男爵令嬢(ビッチ)が!!

      


「アクア様ぁ~、リュミわぁ こんなにカワイイんだからぁ~、絶対王妃にならなくちゃいけないと思うの?

アクア様もそう思うよねー」



何をおっしゃておりますの!


先ほど次期王妃などと、暴言を言われました貴方(クソビッチ)は反逆罪が確定しておりますが、それにアクアライン様を巻き込まないで下さいませ!!



いくら魅了されていたとは言え、王家のしかも王位継承権を持つ王族の言葉は、決して軽くは無いのですから!




どうやってこの男爵令嬢(ビッチ)からアクアライン様を引き剥がしましょう?と、思っておりましたら





こちらに向かっております気配を感じます。


これは・・・アクアライン様の守護と側近の皆様ですわね♪




キュィーン!




パッと水色の光が、ブロッグ男爵令嬢(クソビッチ)に抱きつかれていましたアクアライン様の周りに


バチ!!


と言う音と共に、淡い水色のエフェクトが広がり



アクアライン様に抱きついておりました、ブロッグ男爵令嬢(クソビッチ)がその光に弾かれ・・・


あの・・・下位とは言え仮にも貴族の令嬢が・・・


大股開きと言うのですか?


ドレスが全てまくれ上がり、下半身が丸見え・・・


しかも、顔面を打ったのでしょうか?


・・・鼻血も・・・




これは・・・指摘しても良いのでしょうか?



などと思っておりましたら、ガバッっと音がする勢いで



「何よ!

アンタが何かやったの!!

アンタなんか悪役令嬢なんだから!!!


アタシに断罪されてプギャーって成りなさいよ!」




プギャーですか?


断罪?

私何もしておりませんが?


と思っておりましたら!!


鼻血を拭って


「アクア様ぁ~

リュミわぁアクア様がぁ~大好きですぅ~」



と!



アクアライン様に


・・・私のアクアライン様に・・・




口づけをしようと・・・



!!!




テメエ、ナニシクサッテンダ!!





ブワッ!




と、私の感情に引きずられたのでしょうか?




「イギャッ!」



とブショネ男爵令嬢(クソビッチ)の声が




大地から涌き出たイバラの蔓が、アクアライン様に抱きつき・・・

口づけをしようとしたクソビッチを締め上げます。




「イヤぁ、なによ!

痛い!!

アタシはヒロインなのよ!!

こんな事して良いと思ってんの!!!


ここは乙女ゲーム【海と空のラプソディー ・・・貴方と出逢って愛されて】の世界でしょう!

何でこんな事になるの!

ここはアタシの為にある世界なんだから!!」




ヒロイン?




えっと・・・そのヒロインと言うのは何なのでしょうか?

 


【海と空のラプソディー ・・・貴方と出逢って愛されて】ですか?





申し訳ございません



少しは前世の記憶がございますが、私ゲームと言う物は

ほとんどしたことがなく、友人から癒しだよーと勧められました、スマホの育成?ゲームしか覚えておりませんので、乙女ゲームと言われましても分からないのです。




などと思っておりましたら、




守護様に遅れて、アクアライン様の側近の

アース・ベネディクト様、グレイッシュ様、ソール・ライトニング様が


「間に合ったか!」


「アクアライン様は無事?」

 

「其処にいる者、アクアライン殿下に仇なす者として拘束する!

そこから動くな!!」


と、3馬鹿とビッチ(ヒロイン?)を囲みこんでいきます。





心強いですわ



アクアライン様の為に、アクアライン様が選んだ


最強の側近衆です♪




では、ブショネ男爵令嬢(クソビッチ)





覚悟して下さいませ♪

 





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