一茜の歌集(にのまえあかねのうたノート) 東屋 【冬の詩企画】
それではいってみよー
かぎろひの
春の桜は
見らるれど
冬の枝こそ
素意まさるめり
《私の真面目訳》
春の桜は
見られるけれど
冬の枝こそ
普段からの志は勝っているように見える
《脚色した現代語訳(語り口調)》
陽炎が燃えている春に、桜は多くの人に見られます。でも冬の桜の枝こそ、桜が普段から思っているであろう、「花を咲かそう!」という気持ちは強いように、私には見えます。
《一応の解説》
かぎろひ
「春」を導く枕詞。しかし実際は夏によくあるアスファルトの上あたりの空気が揺らいでいるアレ。本当は訳さないが脚色現代では訳すに値する大事な言葉。勿論虫ではない。
素意
普段から持っている志
《一解説》
久しぶりのいつもの形式ですね。
一応、陽炎に触れて脚色現代を作ったものの、正直季節は絶対に夏イメージ。
「昔はアスファルトもないのだから夏でないと発生しないよね?」
と色々調べたもののなぜ春を導くかは不明でした。
さて、内容に触れていきますか。
今回は桜について詠んでいます。しかし、茜は桜を見たという訳ではありません。小説で桜をという文字を見ただけで心の中はもう十分桜が満開になるタイプです。
桜を染料にする時も幹の皮を使いピンクに染めるので、このようなイメージは結構感じます。
最後が「めり」で「推定」になっているんですね。視覚的なもので根拠があるということを暗喩しているのですが、その根拠って一体ななんでしょう?(作者なのに客観的に問いかけてみる。)
桜の少し傷ついた幹からでしょうか。立派な枝からでしょうか。
今回はシンプルな構成と内容ですが、なぜか人間社会にも当てはまりそうな感じです。
(複雑な気持ち。)
和歌ということもあり、定期更新は難しそうです。ぜひ、作者のお気に入り登録をして新作をチェックして頂ければ……。(偉そうにすみません。)
皆様に31音の魔法がかからんことを
ここまでありがとうございました。よかったら他の作品も見てってください。
小説を投稿する前に、ジャンルを選ぶ画面があります。いつも「詩」として投稿しているのですが、「詩」のジャンルの説明が、「言葉に美と響きを乗せて想いを表現している作品。」となっています。
この説明が結構好きです。
本作は「冬の詩企画」参加作品です。
企画の概要については下記URLをご覧ください。
https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/1423845/blogkey/2157614/(志茂塚ゆり活動報告)
なお、本作は下記サイトに転載します。
http://huyunosi.seesaa.net/(冬の詩企画@小説家になろう:seesaablog)