終わりの後
「ふわぁーーあ」
「あー眠い」
その日もいつもと変わらない日だったと思う
ただ起きて、ただ学校に行き、ただ帰ってくるだけ
そんないつもと変わらない日だったと思う
「危ない!!」
「え?」
近くで野球をやっていたのだろう
ボールが凄い勢いで飛んで来た
視認したところで意識がとんだ
ゴツン
「大丈夫ですか?目を覚ましてください、大丈夫で…」
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あれ、知らない天井
ここどこだ?
確かボールが飛んで来て当たって意識を失って
「目が覚めましたか?」
不意にこえをかけられて少し焦った
「ん、君は?それにここはどこなんだ?」
「私はミライです、そしてここは、終わりの世界。あなたはワルドに呼び出されたんです」
伸びている青色の髪に青色の目なんか、かわいいな
ここは異世界か、……ん、異世界?
「ちょっとまて、ここは地球じゃないのか?」
「ちきゅうという場所は知りませんがここはあなたがいた世界ではありません」
「ああそうか、ありがとう」
「おれは死んだのか?」
「正確にはわかりませんが多分死んでないかと」
「じゃあ元の世界にに戻るにはどうしたらいい?」
「それは」
「この世界を終わらせることです」