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ばかって言う君が好き。  作者: 下駄
oneyear
5/38

Aug

 

プルプルプル―――


ガチャ。



「お疲れー。今大丈夫?」


「お疲れさま。

今お風呂出たところだから大丈夫だよ。」



週末、彼との電話。


平均30分。

耳にじかに聞こえる彼の声。


どきどき。


心臓がはねてる。



「明日からお盆休みだね、いつまで帰省するの?」


「んー、明日から4日間ぐらいは、帰省するかなぁ。

倫子は?」


「3日間かな?

もしかしたら、延びるかもだけど。」



スケジュール帳を開いて、予定を確認する。


あー、、最近忙しかったし、

帰省中含めたら、2週間会えないことになるのか…。



「しばらく会えないなあ、倫子に。」

彼の冗談交じりな声。


「ばか」

笑う私。



「なんだよ。最近ばかばか言い過ぎ。」

 笑い返す彼。


恥ずかしさをごまかして

ばかと言ってしまう私のこと、彼はお見通しみたい。



「ねえ?」

 ちょっと真剣な私。



「ん?」


「……帰省中も電話していい?」

  


少しの沈黙。



「ばか。

 俺から毎日かけます。」


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