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だよね。俺もそう思う。

エタらないように頑張りますので、読んでやってください。

「お前、もうパーティー抜けろよ。」


ある日、勇者のレオにそう言われた。

なんでも、俺のエンチャントの使いどきが無いし、新しく黒魔術師が加わるから俺はクビだそうだ。


ショックじゃないといえば嘘になるけど、正直覚悟はしてた。だって、ぶっちゃけ俺も『あれ?俺いらなくね?』とは思ってたし。ていうか現在進行形で思ってる。だってみんな強すぎるし。


確かに勇者、聖騎士、白魔術師という攻防、回復なんでもござれなパーティーに付与魔術師(俺)を入れるより、攻撃魔術が得意な黒魔術師を加えて火力を上げた方が冒険の効率も上がるだろう。そう思って、大人しくパーティーを抜けた。まあ駄々をこねてもどうにもならなかっただろうしね。


で、俺は無職になってしまった訳だけど、生きていく為にはお金を稼がなきゃならない。 だけど俺にはコネなんて無いし、この世界の字が読めないからそれだけでできる仕事が大分絞られてくる。


そうなると真っ先に思いつく仕事は"アレ"だろう。


俺は冒険者をやってみる事にした。そもそも俺はこの世界にきた当初、冒険者になるつもりだったんだ。けど、冒険者登録をしに行った時にたまたまレオに居合わせ、付与魔術師は珍しいって事で無理やり勇者一行に加わせられたんだ。無理やり誘っておいてクビってどうなの?


まあ、いい。


思い立ったが吉日。

そんなこんなで早速冒険者ギルドへ向かった。



◆◆


「おお……!」


始めて入った冒険者ギルドは、イメージ通りの場所だった。ギルドとしての機能を果たす受付やクエスト掲示板の横に酒場が併設されており、そこで冒険者達が昼間から酒を飲んでいる。まさに The・ギルド って感じ。

勇者パーティーの時は街についたら装備を整え宿屋に一泊し翌日出発っていうサイクルだったから今までくる機会がなかったんだ。


感動で思わず立ち尽くしていると、ギルドに入ってきた冒険者ににらまれたので、俺は逃げるように受付に向かった。

そこでまたも驚愕。なんと、受付嬢は猫耳美女だった。やったぜ!

俺は内心叫びながら、思い切ってお姉さんに声をかけた。


「あの、冒険者登録をしたいんですけど。」


「新規登録の方ですね、畏まりました。こちらの紙に名前、年齢、職業を書いてください。代筆も可能ですが、いかがなさいますか?」


「代筆をお願いします。」


猫耳お姉さんの反応から分かったかもだけど、実は勇者パーティーはレオ以外あんまり有名じゃない。

なぜなら、何をしても「勇者が〜をした」って感じで噂がひろまるから。


そんな事を考えながら、書いてもらう内容を伝えていると、どうやら書き終えたようだ。


「はい、出来ました。ユウ・カンノさん、18歳、付与魔術師ですね。これで登録は完了です。こちら、ギルドカードになります。これが無いとクエストを受けられないので、絶対に無くさないで下さいね。」


「ありがとうございます。」


カードを受け取ると、カードについて説明を受けた。

俺が貰ったカードにはEと書かれている。これは冒険者のランクを表すもので、クエストを達成していくと、D、C、B、A、Sというふうに上がっていく。らしい。


「早速クエストを受けていかれますか?」


カード以外の説明についてもひと通り聞き終えると、お姉さんはそう切り出してきた。


「いや、また明日来ます。」


今日は少し傷心中だしね。早く寝て、心を癒そう。



その後俺は、適当な宿屋を取ってすぐに寝た。

明日からは遂に憧れの冒険者ライフ。その記念すべき初日に疲れを残したくないからね。


物語はサクサク進めるよう努力します。

次回投稿は早ければ今日中、遅ければ明日です。見切り発車なので物語の意見などありましたら参考にさせていただきたいです。

因みに聖騎士はタンクです。


2/6 勇者の台詞を変更しました。

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