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幼少期その4

そろそろテストが近いです。

1895年 ランバッハ郊外


オヤジが突然「農業やるぞ!!」と言い出して再びお引っ越し。弟がすくすく成長していく姿を見て嬉しく思う今日この頃、オレは暇なので絵を描いていた。前世のオレの画力は高校生で小学生並みだったのでヒトラーの身体だし少しは上手くかけると願いたい…


「才能ってすごいわ~…」


すごいぞアドルフ!!前世のオレの絵より圧倒的に上手いぞ!!前世のあの努力は何だったんだろう…


「悲しくなってきた…」


ちなみに描いた絵はⅢ号戦車、Ⅳ号戦車、パンターにティーガーⅠです。


「将来の夢か…」


この前姉のアンゲラに言われたことを思い出した。確かヒトラーは画家になりたかったはずだけどオヤジは税関士にしたくて強制的に夢を押し付けられたんだよな…


「アドルフ、何を描いていたのだ?」

「あ、オヤジ作業終わったの?」

「今終わった。で何を描いていたのだ?」

「新兵器」

「・・・は?」

「だから新兵器、見る?」

「なんだこれ・・・」


あれ?なんか嫌な予感がする・・・


「アドルフ・・・お前は将来の夢はあるか?」


嫌な予感が当たった…なんて言えばいいんだ?


「…あるのか?」

「い、今はないよ…」

「そうか…」


どうしたんだオヤジ!?言いたい事があるなら言えよ!!


「アドルフ…」

「何?」

「お前は自分が本当にやりたい夢を叶えなさい」

「オヤジ?」

「私はお前に税関士になってほしいと思っていたが…お前には才能がある。私よりもずっとすごいものを持っている。だからこれからも頑張りなさい。」


なんかすごく感動的なこといってるよ!?何でこうなった!?


「わかったな!?」

「はい!!」


つい答えてしまった…


どうなのオレ…

アロイスのオヤジはこんなキャラではないはず…

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