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ウィーン編 第4話

大学受験がやっと終わりました。

あれからその場から離れて、とりあえずオレたちが泊まっている宿にベネディクトを連れてきた。


「ここだ」

「ここか…」

「そうだ」

「………………」

「……なぁベネディクト」

「……なんだ?」

「お前……腹、減ってるだろ」

「……そうだ」

「飯、食うか」

「食べたい」

「じゃあちょっと待ってろオレの友達を呼んでくるから」

「……はやくしてね……」


急がないとベネディクトが餓死してしまう!

宿の夫婦に挨拶してから最初にヤーコブの部屋に行った。


コンコンッ


「ヤーコブ、居るか?」


ガチャン


「どうした殿?」

「みんなで飯食いに行こうぜ」

「わかった、少し準備をするから待っててくれ」

「わかった、下で待ってるから」


次はフォルカーの部屋に行った。


コンコンッ


「どちら様?」

「フォルカー、オレだ、アドルフだ」


ガチャン


「どうしたのアドルフ君?」

「飯、喰おうぜ!」

「いいけど、少し準備していい?」

「いいぞ~下で待ってるからな」

「わかったよ」


数分後


「二人とも準備出来たな?」

「できたぞ」

「こっちもいいよ」

「それじゃあ、外で待っている奴がいるからさっさと行くか」

「誰かいるのか?」

「それは見てからのお楽しみ」


驚くぜ~特にヤーコブはな…何故なら今のベネディクトはヤーコブ強いからな…!


「ベネディクト!待たせたな!!」


ベネディクトは倒れている。


「………ベネディクト?美味しいご飯を食べたくないの?」


ベネディクトは立ち上がった。


「単純だなおい…!」

「アドルフ……飯は何処だ……飯は…飯は…飯は何処だぁぁぁぁ!!」

「落ち着け!パニックを起こすな!」

「飯を俺にくれぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

「落ち着けって言ってんだろうが!!」


パンチッ!


「アウチッ!?」

「落ち着いたか?」

「すまない……興奮してた…」

「殿…この人は?」


おっとヤーコブたちをほったらかしにしていた。


「こいつはねオレの親友の幼馴染みのベネディクトって言うんだ」

「ベネディクト・アーノルトだ。よろしく!」

「ヤーコブ・ビーガーだ。」

「フォルカー・ブンゲルト。此方こそよろしく!」


最初にヤーコブとベネディクトが握手してからフォルカーとベネディクトが握手した。雰囲気は良さそうだな……このメンバーなら仲良くやっていけそうだ。


「じゃあ……飯、食いに行くか」

「アドルフ!速く案内しろ!今すぐ!速く!!」

「わかったから落ち着けって!」


初日で昼ごはんを食べた喫茶店へ連れていった。



―喫茶店―


「じゃあベネディクト、好きなだけ食え!」

「おぉ!良いのか!?」

「自分のお金で!」

「俺、お金無いぞ」

「………無いの?」

「無いよ」

「………仕方がないから今日だけ奢ってやるよ!」

「おぉ!恩に着るぜ!アドルフ!!」

「さぁ~好きなだけ頼め」

「じゃあお言葉に甘えて……!」




―宿―


「いくらなんでも食い過ぎたろう……!」

「好きなだけ頼めっていたじゃん」

「言ったよ……言ったさ!だが…何で、一人で、五人前も食えるんだよ!おかしいだろう!常識考えろ!!」

「三日間なんにも食べてなかったからな~」


ベネディクトよ……お前は……常識を考えてください……

艦これのイベントが難しい………

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