ウィーン編 第3話
約1ヶ月ぶりの投稿です。センター試験が終わり一段落したので書きました。次はまた1ヶ月後かもしれません…すみません…
あ~さがきた~、あ~さがきた、ど~こ~へ、きた~、や~まにき~た、さ~とにき~た、ウィーンにキタ~!!
皆さんこんにちは!アドルフ・ヒトラーです!さてみんなで宿の朝食を食べたあとヤーコブの提案で今日一日自由行動になりました~!さて今、私が向かっているところは…何と!図書館です!!‥‥‥え?『何で図書館に行くの?ウィーンにはもっと良いところがあるじゃない?』だって?確かに図書館より良いところはあるでしょう…しかし!アドルフ・ヒトラーになる前、つまり死ぬ前は本が友達だった!!だから私は今、猛烈に本が読みたい!!(あくまで戦史などの本です)
「・・・ここが図書館だって?」
超豪華なんですけど・・・あ、元は宮殿だもんな・・・豪華だな~。さすがハプスブルク家!!
中に入りました
「すげ~…」
中には何千冊、何万冊という本が並んでいた。
「よし…探すか!」
本、捜索中…
「ここは文学史の本しかないな…次の列!」
本、捜索中…
「ここは芸術の本が多いな…次、行こう!」
本、捜索中…
「おっ!この本は面白そうだな」
本、捜索中…
「これも良いな!」
それから二時間ほど探して選んだ本の数は、何と!5冊!!・・・みんな厚いよ!
「さて読むか…」
私が選んだ本の名前は…『普仏戦争』『ナポレオン戦争のすべて』『火砲の歴史』『解説!世界の軍艦!!』『ビスマルク外交について』の5冊で『普仏戦争』や『ナポレオン戦争のすべて』は年表形式でこと細かく解説されておりどういう戦術、戦略で戦い、どういった兵器を使ったなどが書かれているので一冊だけで歴史、戦術、戦略、兵器が分かる優れた本だ。『火砲の歴史』はその名の通り歴史が書かれている。『解説!世界の軍艦!!』は読んでて一番楽しかった。殆どが旧式艦がだったが、ドイツ帝国海軍の戦艦やオーストリア・ハンガリー帝国海軍の戦艦を多く書かれ、イギリス海軍や日本海軍連合艦隊に壊滅させられたロシア海軍、アメリカ海軍、果ては、弱小国家だった日本海軍などが書かれていたのでこれを書いた人は素晴らしい人だと思う。最後の『ビスマルク外交について』はビスマルクがどういった外交戦略で列強各国と交渉し、ドイツ帝国を強くし、守ってきたかを書いている。ビスマルクは近代ドイツの中でもチートな人だからこの本読んでおけば何時か役に立つかもしれないと思い読んでみた。とりあえずビスマルクは凄い人だと改めて思った…
「もうこんな時間か…」
もう4時近くになっていた。どうやら昼飯抜きでぶっとうしで読んでいたらしい…道理でお腹がすく訳だ。
「帰るか…」
市内散策中…
「なんか面白いことないかな…」
そう言いながら歩いていると…
「…ん?なんだあの人だかりは?面白そうだな行ってみるか!」
人だかりの中
「このガキがァァァァァァ!!」
「フンッ!!」
「ガハッ!?」
「ガキ一人になんだこの人数は?」
「なめてんじゃねえぞ!?ガキ!!」
「なんだ?びびってんのか?纏めて掛かってこいよ。」
「やっちまえ!」
「死ねぇぇぇぇ!」
「ウオォォォォ!」
マジかよ…マジなのかよ何であいつがここにいるんだよ…確かに手紙でウィーンに行くって伝えたけどよ…何でこんなに速くこれるんだ!?
「ベネディクト・アーノルト…」
オレは思わず呟いてしまった。この世界に生まれて初めての敵、初めての親友の名は…
「ベネディクト…ベネディクト…!ベネディクトォォォォ!!」
人だかりの中
チッ!数か多い!だがこの程度、アイツのファル●ンパンチ百連突きに比べれば!!「ォォォォオオオオ!!」なっなんだ!?
オレはとりあえずベネディクトを襲っている男たちに向かってダブルキックしてやった。
「なっなんだお前は!?」
「ベネディクト大丈夫か!?」
「アドルフ…なのか?」
「そうだ!オレはアドルフ・ヒトラーだ!お前は!?」
「俺はベネディクト・アーノルトだ!」
「ベネディクト何があった!?」
「後で説明する!」
「分かった!」
「お前はそいつの仲間か?」
「…そうだが?」
「なら…テメエも死ねぇぇ!」
敵の数は、8人か・・・フンッ…雑魚が……三分で終わらす!!ベネディクトにいろいろOHANASIシナイトイケナイカラナ…
「ベネディクト…」
「…なんだ」
「三分で終わらすぞ」
「!?」
「ヤれるな?」
「ああ…楽勝だ!」
「あんまり強がるなよ!」
「そっちこそ!」
さあ…戦争の時間だ!!
「死ねぇぇ!」
「お前が死ねぇぇぇ!」
「ボガッ!?」
とりあえずおもいっきり顔面を殴った。…鼻折れたかな?
「ウオォォォォ!」
後ろから襲ってきたので
「吹っ飛べぇぇ!」「ギャァァ!?」
回し蹴りを喰らわしてやった。
「これでも食らえ!」
「そんなもので!!」
俺は殴ってきた腕を掴んで投げ飛ばした
「うあぁ!?」
「くたばれ!」
追い撃ちとして頭を蹴りで吹っ飛ばしてさらに金●を蹴りあげた。
「ッ!!~~!!」やり過ぎちゃった…
「後ろががら空きだぞ!」
裏拳喰らわした。
「い…痛い( ;∀;)」
ムカついたから溝落ちを殴ってやった。
「アウチッ!!」気絶しやがった…
「さ…30秒で四人、やられた…だと!?」
「何なんだコイツらは!?」
「に…逃げよう!」
「そうだ…逃げるぞ!!」
「「逃がすかァァァァァァァァ!!!!」
「ウゲェ!?」
逃げ遅れた一人の首根っこを掴んで地面に叩きつけた。次に横腹をオモッイキリ蹴った。…痛そうだ。
「待てやゴラァァァァ!!!」
ベネディクトは走っていた奴の後頭部をオモッイキリ殴った。当たりどころが良かったのか男はノックダウンした。
「ヒイィィィィィ!?」
「た、助けて!!」
「「これでラストォォォォ!!!」」
必殺!!!
「電キーーーーック!!!」
オレの新必殺技電キックは右側にいた男の腰に当たった。
「グヘッ!?」
必殺!!!
「シ●イニングゥゥゥフ●ンガァァァァァァ!!!」
アドルフから譲り受けた必殺技…シ●イニングフ●ンガーが左の男の頭をとらえた。
「ガァァァァァァ!?」
反応がない…ただの案山子のようだ。完全にイッちゃってるぞこの二人…まあ…とりあえず終わった。
「ベネディクト」
「なんだアドルフ?」
「何で襲われてたの?」
「なんか目付きが気に入らなかったらしいよ?」
「・・・それだけ?」
「それだけ」
「・・・災難だったな」
「本当だよ…こちとらウィーンに着いたばかりだぜ?」
「そうか…そういえば荷物は?」
「ないよ」
「・・・ハ?」
「これだけで来た」
ベネディクトよ・・・常識持とうぜ!?
ベネディクト登場!決して忘れていたわけではありませんのでソコのところお願いします。




