青年期第8話
リンツへ・・・我が家へ帰ります!
マティウスとの死闘から4日たち俺ことアドルフ・ヒトラーとエーリカ・ハイゼンベルク、ヤーコブ・ビーガー、フォルカー・ブンゲルトはリンツへ帰ることになった。
「長い間お世話になりました!」
「「ありがとうございました!」」
オレとヤーコブ、フォルカーがお礼を言うとハインツさんは………
「おお、エーリカよ!もう行ってしまうのか!もっと居ればいいのに!!」
「お父様・・・恥ずかしいので止めてください。」
「そんなこと私は気にしない!」
「私が気にします。」
オレたちの言葉を聞いていなかった・・・
「マティウス・・・お前も挨拶したらどうだ?」
「父上、あんな奴らに挨拶する価値もありません。」
「お前というヤツは・・・・・・」
クソ貴族のお父さん、大変だな・・・・・
「おい平民!」
「あん、なんだクソ貴族」
「また会おう。」
「・・・・・・そうだな、またな。」
オレとマティウスは握手した瞬間、同時に有らん限りの力で相手の手を握った。
「次に会ったときが貴様の命日だ(小声&笑顔)」
「それはこっちの台詞だ、次、会ったら殺してやんよクソ貴族(小声&笑顔)」
それを見ていたハインツさんは………
「おお、男の友情が芽生えたか!これは良いことだ!」
「なにかが違う気がするな・・・」
とマティウスのお父さんはツッコミを入れた。
「アドルフ君、君に頼みがある。」
おっと、エーリカの父親のハインツさんが話しかけてきたぞ。
「何ですか?頼みたいことって。」
「エーリカを守ってほしい。エーリカは昔からヤンチャで危なっかしい事が多い。だからエーリカを守ってほしい、このとおりだ。」
頭下げてきたよ!ビックリするな~!
「ハインツさん頭を上げて下さい。私はエーリカの友達です。守ることは当然のことです、頼まれてやるようなことじゃないですよ。」
「そうか・・・・ありがとう。」
「お礼を言われるほどのことはやってないですよ。」
そしてオレたちは別荘を後にした。帰りは行きと同じで機関車に乗って帰った。その時エーリカに「ありがとう(///ω///)」と言われたがなんのことか分からなかった。ちなみにフォルカーはミーナさんと離れるのが相当つらかったらしくヤーコブに慰められていた・・・
次回、オレのオヤジが大変なことになる!?




