青年期第6話
ニューフェイスの登場だよ!!
エーリカの別荘に来てから3日たったある日
「諸君!おはよう!!」
エーリカのオヤジ、朝から元気だな~
「おはようございますお父様」
「うむエーリカはいつ見ても天使のようだな!」
うん、朝から親バカ発言したね。いつものことだけど・・・
「……おはようございます」
「うむヤーコブ君、君はもっと明るく挨拶したらどうだね?」
ヤーコブ、朝弱いからな~
「お、おはようございます!」
「うむフォルカー君、緊張せんでもいいぞ・・・」
フォルカー・・・いい加減慣れろよ・・・
「おはようございます!」
「うむアドルフ君、元気でよろしい!」
朝から疲れるゼ・・・
「諸君!今日は大切なお知らせがある!」
「大切なお知らせ?」
「何ですかお父様?」
「うむ・・・・・・」
おい親バカ、深刻な顔するな。
「私の友人が来るのだが・・・」
「友人?」
「その友人が嫌いなのですか?」
「いや、そうではないが・・・その子供のに問題があってだな・・・」
「問題とは?」
「・・・まず庶民を見下す。」
ま~貴族だからね。
「次に自分勝手だ」
いいところのボンボンだからな仕方がない・・・
「三つ目はそれ相応の実力があること」
ちゃんとした貴族なんだ~
「最後に、これが一番の問題だ」
「それはいったい・・・」
あれ?エーリカの顔色が悪いけど、どうしたんだろう?
「・・・それは」
「それは?」
「そいつがエーリカのことが好きということだ!!」
・・・・・・・・・・・・・・・は?
「今、なんと?」
「エーリカのことが好きなんだ・・・・・・」
「「エーーーーッ!?」」
なん、だと・・・
「そしてエーリカはそいつのことを猛烈に嫌っている」
「エーリカ・・・なんで嫌いなんだ?」
「だってそいつ、自分のことばかり偉そうに言ってくるし、あたしに命令してくるし、自分以外のものをぜーんぶ見下すしいいところないのよ!!」
「それはひどいな・・・・」
「でしょ!それにこのあたしと結婚しろって言うのよ!!」
「結婚!?」
「そんなヤツとあたし結婚したくない!!」
「それは結婚しない方がいい!!」
エーリカとオレが話をしていたときに親バカが
「そのとおりだ!」と話に入ってきた
「あんなヤツに私の大切な愛しい天使のようなエーリカを渡してたまるか!!」
「落ち着いてくださいハインツさん」
「ハァハァハァ・・・・・・すまない取り乱してしまった。」
「いえ、しかしどうします?そいつ」
う~んみんな考え始めちゃったよ・・・・・・
「旦那様、ディートリヒ様がお見えになりました。」
「何だと!?諸君!急いで朝ごはんを食べるんだ!」
忙しい日になりそうだ・・・・・・・・・
邸のどこか
「アドルフくん…頼んだぞ!!」
「任してくださいハインツさん!!」
玄関
「お久し振りです大佐!」
「元気そうだなバルツァー中佐」
「お久し振りです、ハインツ叔父上」
「マティウスも元気そうだな」
「エーリカはどこでしょうか?」
「・・・・・・庭にいるよ」
「わかりました、父上!行ってきます!」
マティウスは走り出した。
「・・・すみませんウチの馬鹿息子が・・・」
「いや、大丈夫だ。それにエーリカには強力な護衛がついているからな・・・」
「護衛ですか?」
「そうだ、ま~立ち話もなんだベランダでコーヒーでも飲みながら話そう」
「はぁ・・・わかりました」
庭
「殿、誰か来るぞ」
「エーリカは隠れてろ。フォルカー、死んでもエーリカを守れ。」
「えっ?」
「分かったか!!」
「わ、分かったかよ…」
「ヤーコブ、最初は話し合いだ。そこで敵なのか確かめる」
「分かった」
オレの友達に嫌なことするヤツはオレが叩き潰してやる!!
次回、武士対騎士
ライバル?のマティウス登場




