青年期第1話
青年期、始まります
1900年…あれから二年たった…ランバッハから引っ越しまたリンツに帰ってきた
今は、リンツ市内のレアルシューレ(中学校や高校のような場所)に通っている。友達もいるがベネディクトのような奴は、いなくて退屈だ。ちなみにベネディクトとはしっかり手紙のやりとりをしている。オヤジも年老い元気が無くなってきた。 弟のエドムントは、六才になり妹のパウラは、四才になった。姉さんのアンゲラは、相も変わらず弟妹に甘い…二人ともけっこう嫌がって来ているのに気づいてほしいと思う今日この期・・・・
学校で大規模なケンカ(戦争)をしましたwww
「ねぇ…ヒトラーくん」
あっ…ヤバイ名前なんだっけ(・・;)
「ねぇ…聞いてる?」
「あっうん聞いてるよ」
「あいつらどう思う?」
「あいつら?」
「ツヴァイの奴だよ」
「あいつらか…」
ツヴァイの奴とは、ナゼかそこのクラスに金持ちが集中していて『ユダヤ人よりゲルマン人の方が優秀だ!』とか言っているモロに親の影響を受けている可哀想な子供たちのクラスだ。
「ウザいな…」
「う、うざい?」
「ああ、うるさいって意味だよ」
「ヒトラーくんって物知りだよね~」
「そうでもないよ」
…前世の記憶があるだけです…
「それでどうするの?」
「う~んどうしよう?」
別にケンカ売ってきている訳ではないし……
その時勢いよくドアが開いた。
「や~や~貧乏人の庶民の諸君♪」
クラスの空気が一気に絶対零度近くまで下がった。ま~ウザいから仕方がない…
「どうしたんだい…この貴族のぼくが挨拶をしているのだから挨拶したまえ♪」
クラスの大半は、挨拶したがオレなどごく一部は挨拶をしなかった。・・・これがケンカ(戦争)の原因ですww
えっ?何故挨拶しないかだって?そんなのウザいからですよwww
「ん~そこの君たち、君たちも挨拶をしたまえ♪庶民は貴族に敬意を示すべきだよ♪」
さすがに我慢の限界だったのでオレは立ち上がってこう言った
「おはようゴミ屑野郎♪」
「……今なんて言ったのかな?」
「聞こえなかったのか…でわ改めておはよう人間の屑野郎♪」
・・・・・・・あっれ~何人かめっしゃ笑っているけど他のみんな固まってるよ~どうしたのかな~wwww
「お~い大丈夫か貴族の糞野郎」
「君はぼくをバカにしているのか?」
「そうだけどなにか問題ある?」
うわぁすっごく睨み付けてきた…キレたオヤジと比べたらかわいいものだ。あっ逃げ出した
「お、おぼえておけよ( ノД`)~!!……」
「おぼえてられるかバーカ」
うん…スッキリしたな。
「ヒトラーくんだいじょぶかな…」
「何が?」
「仕返しに来ないかな?」
「来たって狙われるのはオレだけだからお前は大丈夫だよ」
「そうかな…」
「ところでお前、名前なんだっけ?」
「えっ…」
Z1ゲット♪




