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幼少期10
久し振りの更新です。
1896年 夏
アニ家出
それは、突然の出来事だった…
妹が生まれましたッー!!
そして、兄さんが家を出ましたッー!!
「名前は、パウラだッ!!」
「お母さんに似てる…」
「かわいいな~♪」
「・・・」
「オヤジ、オレにも抱っこさせて」
「まだだめ♪」
「1人じめは、ズルいよお父さん」
「あともう少しで終わるから」
「何回めだよそのセリフ…」
「・・・・・・・・」
「兄さん?さっきからずっと黙ってるけどどうしたの?」
「父さん…話がある。」
「なんだアロイス?」
「僕…旅に出ようと思う。」
「・・・今、なんと言った?」
「僕は、旅に出る。」
「「は、ハーッ!?」」
「なっなにいってんだよ兄さん!?」
「ソッソウヨなっなにいってんのよアロイス!?旅に出るって何なのよ!?」
「僕は、自分の眼で世界を知りたいんだ!!」
「だからって今じゃなくて「いいぞ」
「へっ?」
「オヤジ(父さん)今何て?」
「アロイスよ…旅に行ってこい!!」
こうして兄さんは、家を出た…
そろそろ青年期




