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『NOA: Reincarnated for Revenge(復讐のための転生)』  作者: mikioneko


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新しい仲間

「はぁ・・・やっぱり誰も見てないですね・・・」

 今ギルドにいる者たちに一通り声を掛けてみたのだが、誰一人それらしい人物を見たものはいなかった。

「あとは街に出て聞き込みしてみるか」

「そうですね・・・」

 ギルド内にも情報を呼びかける張り紙をしてもらい、ノア達はギルドを出て街に聞き込みに行った。

 ノアが外に出たのでハヤブサちゃんは、上空に上がり旋回しながら監視をする。

それぞれが散らばりミレスタの街全体の隅々まで聞いて回ることにした。


 オルフェリアはノアと一緒に、ゴルドはナツメとエリナ、ナディアはウキとそれぞれに分かれ、ギルドを後にした。

「さてと、まずは色んなお店に行ってみようか?」

「そうっすね、大通りに出てみるっすか?」

「そうだね片っ端から行こうか」

 ウキとナディア、大通りに出て商店や飲食店を順番に聞いて回り、その後は裏通りにも入っていき、順番に聞いて回ったところ、何も情報が得られなかった。.

一方ゴルド組は・・・。

「やはり何も情報がないな」

「そうですね・・・そもそもこの国を通っているのでしょうか?」

「確かに・・・他の国を通って行ったという可能性もあるよね?」 

 街の外れまで来ていたゴルド、ナツメ、エリナだったが、こちらも何も得られなかった。


 その頃ノアとオルフェリアも何も得られず、ギルドへと戻る途中だった。

「何も情報はなしか・・・」

「ノアお姉様これからどうなさいます?」

「そうだね・・・私たちも南に向かってみるか?まぁ取り敢えずギルドに帰ろう」


 ノアとオルフェリアがギルドに戻ってくると、飲食スペースにゴルドとエリナ、ナツメが座っていた。

「おー戻っていたんだね」

 ノアが気付き声を掛けた。

「どれだけ聞きまわっても何も得られなかったからね、だから戻ってきたわ」

お茶を飲みながらセリナが話す。

 他の二人もうんうんと相槌をうっていた。

「ウキとナディアはまだだよね?」

「まだ戻って来てないみたい」

「そっか・・・戻ってくるのを待つか・・・」

 と言うわけで、ノアとオルフェリアもお茶を頼みテーブルに腰かけて、ナディアとウキを待つことにした。


 そんな時、3人組の女の子たちがノアに近づいてきた。

「あ、あのぉ・・・ええっと・・・ノ、ノアさん・・・ですよ・・・ね?」

 少し垂れ気味だがパッチリとした目をしていて、ぷっくりとした唇が魅力的な美人な少女が緊張しながら話しかけてきた。

「そんなに緊張しなくても・・・。そうだよ、私がノアだけど。どうしたの?」

「ええっと・・・わたしたち新人の冒険者でして、ノアさんに憧れていて会いたいってなって、それでバルデックに会いに行こうってなってですね、向かう途中でちょっとここのギルドでお金を稼ごうってなって、それで立ち寄ったらここで会えて・・・って感じで・・・」

 話し終わった後、ふうぅ・・・といった感じで天井を見上げていた。

「なるほど・・・、それで?わたしに会いたかっただけ?」

「いえ、あっ!会いたかったのは・・・そうなのですが、あのぉ恐れ多いとは思うのですが何かお手伝いできないかと・・・」

「ほおぉ・・・手伝いたい・・・と、なるほどぉ」

「・・・は・・・い・・・」


 そんな様子をギルドにいた他の冒険者たちは、成り行きを遠巻きに見ていた。

「ハッキリ言うけど、私たちと一緒に居たらメチャクチャ危険だよ?いつ襲撃されるかわからないんだよ?」

「それは承知してますし、覚悟もできてます!」

 しっかりとノアの目を見つめ、はっきりと言い切った。

「うん、いい目をしてる。気に入った!あんたらを連れて行く!」

「そうだな、これからのことを考えたら人手は多い方がいい」

 静かに成り行きを見ていたゴルドが立ち上がり、彼女たちに握手を求めた。

「オレはゴルド。タンク役だ、よろしくな」

「あっ!よ、よろしく・・・お、お願いします・・・」

 順番にゴルドと握手をしていく女の子たち。

「あ、あのぉ・・・もうこれで決まりなんですか?」

「うん、決まり!あんたたちは私たちと一緒に行動してもらうけど、時には別行動もあるからね。まぁそれは危険の無いようにするけど、でも全くないとは言い切れない。だから、徹底的に鍛える!ギルドでトップを張れるくらいに強くしてあげる」


 そこまで言われてうれしいと思う反面、不安がないわけではなかった。

「わ、わかりました・・・頑張ります!ありがとうございます!」

 三人は深く頭を下げた。

「ところであんたたち名前は?」

「あっ!す、すいません・・・名乗ってなかった・・・です・・・」

 すいませんすいませんと何度も頭を下げ、改めて自己紹介をした。

「私はエルナと言います。一番年上で18歳です。武器は剣を使います」

「その腰に差してるのって日本刀だよね?」

「あ、はい!これもノアさんに憧れて・・・剣術は子供のころから習ってます」

「へぇ~それは期待できるね」

「はい!」

 なぜか直立不動になっているエルナだった。

「わたしはフェリナと言います、17です。魔法を使います」

「ほぉ、魔法使いね。どんな魔法が得意なの?」

「主に火を使うのが得意です。あと、ヒールも」

「なるほどぉ火属性ね」


 ペコリと頭を下げたフェリアは、少し赤みのかかったショートヘアで目鼻立ちがはっきりとした美人だ。

「えっと・・・わたしはティリアです、16です。弓を使います」

 まだあどけなさが残る、長い髪を後ろで結っている可愛い少女だった。

「うんいいねぇ・・・これだけ可愛い子ばっかりだと、またウキが興奮するな」

 ハハハと大きく笑うノアにみんなもつられて笑顔になった。

「あっ、あとどスケベもいるからそいつには気を付けてね」

「はっ?ど、どスケベ・・・??」

 三人ともキョトンとした顔になった。

「うん、どスケベ!とにかく女好きな奴がいるのよ。ね、エリナ!」

「そうね・・・かなり・・・」

「えっ・・・・・・・???」 三人は顔を見合わせた。


「あっそうだこっちの紹介もしとくね」

 ゴルド以外を立ち上がらせ、並ばせた。

「ゴルドはさっき自分で紹介してたからいいよね。まず、この子はエリナ、攻撃魔法の使い手だよ。そしてナツメ、彼女は盗賊スキルで諜報活動をしてもらってる。そして最後はオルフェリア、彼女もあんたらと同じで冒険者になりたてなんだ。今は弓使いになるべく特訓中なのだよ」

「歳も近いですし、よろしくお願いしますね」三人と握手を交わした。

ナツメとエリナもそれぞれと握手を交わし、ナツメが「あんた達お腹空いてない?」と聞くと「あ,はい・・・少し・・・」と恥ずかしそうに小声で答えた。

「それじゃあご飯食べよう!どうする?ここで食べる?外に行く?」


 そんな話をしているちょどその時、ギルドの扉が開きウキとナディアが入ってきた。

「おぉ~いナディアァー!こっちこっちぃー!」

 両手を挙げて大声で叫ぶノアに急いで近寄り「ちょっと!恥ずかしいから大声で呼ぶのやめて!」真っ赤な顔で抗議するナディアにノアは「ん?なんで?」と呑気に言うと「もういいや・・・」と空いている席にドカッと座った。


「ところでどうだったの?」

「ダメ、何も情報はないよ」

 両手を広げて大げさなポーズをした。

「やっぱりか・・・」

 わかってはいたものの、ここまで何も出ないとは・・・。

「行商人さんなんかにも聞いてみたんすけど、そんな男は見たことないって言ってたっす」

 ウキが立ち上がりながらそう言うと、カウンターに向かった。


「ところでノアさんその子たちは?」

「あぁ紹介するよ、えっと・・・ん?あんた達パーティー名あるの?」

「あっありますっ!わたしたちはセレスティアでっす」

 3人とも一斉に立ちあがり、敬礼しながらパーティー名を叫んだ。

「敬礼って・・・軍隊かよ・・・!あははは・・・この子達おもしろいね♪」

 ケラケラ笑いながら大うけするナディア。その隣でウキも笑いを堪えながら俯いていた。

「この子たちいい子だよ。私たちを手伝ってくれるんだって。仲良くしてあげてね」

「そうなんだ、よろしくね♪ところでセレスティアってどういう意味?」

 ノアに言われて3人と握手した。

「はい、よろしくお願いします!それと、セレスティアはノアさんのように、高く強く輝きたいという意味を込めて付けました」

「なるほど・・・ノアさんに憧れてるんだね・・・」

「ハイッ!それはもう・・・」


 エルナにとってノアの存在は、ただの憧れだけではなかった。子供の頃から剣術を習得し、15歳になる頃にはいっぱしの剣士になっていた。その時から冒険者に憧れるようになり、冒険者になって名を上げたいと思うようになっていた。そして18歳になった時、真の勇者が召喚されたと聞いた。その勇者の名はノアという。その名前に聞き覚えがあった。

故郷のへーヴェル村でまだ生活していた時、隣のルーヴェル村に異世界人が現れたと、その異世界人がとんでもなく強いと噂で聞いた。その異世界人こそがノアだった。その後そのノアが真の勇者だと知り無性に会いたいと思った。いてもたってもいられずすぐにパーティーを組んで、冒険者になった。ノアが拠点にしているバルデックに向う途中で、ここミレスタの町で偶然ノアに出会った。これは運命だと思った。

仲間になりたいっ!強くそう願ったのだった。


「それでみんなに話があるのだが、これから私たちも南に向おうと思う」

「そうだなここにいても何も出てこないしな」

「賛成!それでどこに向かうの?」

「ルーヴェル村」

「おぉ里帰りだね」

「うん、どスケベたちと合流しようと思う」

「いつ出るんす?」

「すぐ出よう、あんた達は大丈夫?」

 セレスティアの3人に向いて聞くと「もちろん付いて行きまっす!」とガッツポーズしていた。

「それじゃあ行こう!」


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