黒い霧の森 ⓶
長らく休載してしまい申し訳ありません!
本日より復活しますので、今後共よろしくお願いいたします。
『ノアリベ』はさらにパワーアップします。
半日ほど歩いたところで、森の入り口が見えてきた。
地面はぬかるみ始め、木々の間から白く濁った霧がゆらりと流れてくる。
「さていよいよ入るよ。準備はいい?」
ノアが立ち止まり、声を上げた。
「いつでもOK!だよ!さあ行こうか!!」
セリナが静かに剣を抜いた。
「よし!行こう!!」
二つのパーティーが連れ立ち、黒い霧の盛へと一歩を踏み出す。
森の中はひんやりとした空気に包まれていた。
木々の合間を黒い霧が流れ、視界はぼんやりと霞んでいる。
「これ、普通の霧じゃないな・・・」
ノアが足を止め、空気の重さを感じ取る。
「うん、なんかこう・・・胸の奥がざわざわする」
エリナが眉をひそめながら辺りを見回した。
ウキがビビったように、ゴルドの背中にピッタリと張り付いた。
「こ、ここ・・・マジでやばい奴おるっすよ・・・」
「おまえはさっきからそればっかり」
ナディアが笑いながら軽く小突くが、表情は少し強張っていた。
進むにつれて森は異様な静けさ帯びていく。鳥の声も風の音もしない。
「セリナ、感じる?」
ノアがボソッと聞く。
「うん・・・何かがこちらを見てる」
セリナは剣に手を添えたまま、鋭い目で前方を睨んでいる。
すると、その瞬間。
---ズズズッ・・・ガサッ!
木の奥から何かが這い出すような音。
影がひとつぬるりと現れた。
それは異形の魔獣だった。
巨大な体躯,ヌメるような漆黒の皮膚、複数の眼が霧の中で妖しく光っていた。
「なんじゃあれ・・・・!」
フィオナが思わず息を飲む。
「・・・ヤバ、超級だ・・・!」
リズが剣を構えた瞬間、影が飛んだ。
「来るっ!!」
ノアが叫び真っ先に前に出る。
ゴルドも前に出て盾を構えて受け止めるーードガンッ!
「くっ・・・!!」
衝撃で地面に深い痕が刻まれた。
ノアが抜刀し、セリナも並ぶように前へ
黒い霧が渦巻く森の中、異形の魔獣を前にノアとセリナが先陣を切る。
「行くっ!」
ノアが斬りかかる。閃光のような一撃が魔獣の右肩を深く裂いた。
「回り込むよ!」
セリナが鋭いステップで背後へ――連携双撃が見事に決まり、魔獣が呻き声を上げた。
「リズ!援護する!」
フィオナが詠唱を始め、セクシーなポーズで魔法を展開する。
『フラッシュスピア!』
雷のような光の槍が空を裂き、魔獣の足元に突き刺さる。
「今だ!」
リズが巨体を跳ねさせながら飛びかかり、両手剣で頭部に渾身の一撃!
――ドゴォンッ!
「よっしっ!」
リズがキメ顔でウインク。
その間、ナディアは木陰を駆け抜け、魔獣の脚に向け矢を放つ。
そのあとすぐにリズが腰から剣を抜き何度も切り裂いていく。
「ゴルドお願いっ!」
エリナの声に応じてエリナの前に立ちはだかる。
「喰らえ!これが俺の壁だ!!」
全身の装甲を生かし、魔獣の爪を受け止める。ズシンと地面が揺れた。
後方からヒールを飛ばす。
《リヴァイヴ・ライト!》
ナディアやゴルドの傷が瞬時に癒えていく。
そして、ビビりながら木の陰にいたウキも、意を決して飛び出す!
「や、やったるっす!姐さんにカッコ悪いとこ見せられないっす!」
手のひらに火の玉を溜めぶん投げる!
《ファイアーバレット・ウキスペシャル!》
ポンッ!1
火球がポスっと命中し・・・思ったよりも効果あり?
魔獣の顔面が焦げてよろめいた・・・。
「えっ?当たった!?すげぇオイラ!!」
そして、ノアが止めの一撃で、魔獣の首を刎ねた。
鬱蒼とした森の中、木々の間から漏れる光が頼りなく揺れる。
ノア達ブレイズリンクとローズスパイラルの面々は、慎重に足を進めていた。
足元には湿った苔と落ち葉、どこか異様な静けさが辺りを包んでる。
「・・・空気が重たい・・・」
セリナが眉をひそめて呟いた。
「うん・・・なんか、さっきから鳥の声すらしない
ナディアがキョロキョロと辺りを見回す。




