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『NOA: Reincarnated for Revenge(復讐のための転生)』  作者: mikioneko


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11/52

ブレイズリンク ⓶

 武器屋を出た三人は、ウキが加入した事を告げに、もう一度ギルドに向かう。

今買ったばかりの刀を携えて。

 どうせ顔合わせはするが、前もって言っておいた方がいいような気がしたので、戻って来た。

「ところでウキッキーってギルドに登録してるのか?」

「あっはい登録してるっす。てか、ウキッキーって・・・」


 ギルドに到着し、受付でギルド長のザリオを呼んでもらった。

「どうした?」ザリオが奥から顔を出し、声を掛けてきた。

「ザリオさん、うちのチームが一人増えたので、それを報告しに来たんだけど」

「ん?増えた?先ほど出て行ったところだろ?この短時間に増えたのか?」

「うん、なんか変なのが増えた」

 後ろで控えていたウキを前に押しやり「こいつ」と一言だけ。

 ウキは緊張しているのか、微妙に足が震えている。

「あ、あのぉ・・・ウ、ウキ・・でっす」

 ウキをじっと見つめ「大丈夫かこいつ?」と心配そうな顔でザリオは言った。

 するとノアは「さあ?」と肩を竦めた。


「まぁいいだろう、足手まといにならなければな」

「ハイっす!」とぺこりと頭を下げた。

「それと私たち人も増えたので、チーム名も考えた」

「ほぉどんなパーティー名だ?」

「そうかパーティーか、うん、私たちのパーティー名は」


 ひと呼吸おいて、

「ブレイズリンクだ」と胸を張って言った。


「うん、いいパーティー名だ。それで、どんな意味だ?」

「意味は・・・、炎の繋がりだよ。」

「へぇ~いいじゃないか、お前たちのパーティー名として登録しておいてやるよ」

「じゃあ、あさって頼むな!」とウキの背中をバンッと叩いた。

「ねえ、今ボキって変な音がしなかった?」ノアの耳元でナディアが囁いた。

「ん?そう?」関心無さそうなノアだった。

「それじゃあこれで」と軽く頭を下げて、ギルドを出た。

「ねえナディア、行商人さんに一緒に行けないってこと伝えなきゃ」

「そうだね、明日出発って言ってたもんね」

「今どこにいるんだろ?・・・あっ!そうか、同じ宿だった・・・」


 歩き出すと、ウキの歩き方が明らかに+おかしい。

「姐さんたち・・・せ、背中が・・・い、痛いっす・・・」

「あら、やっぱりさっきのバキって音、背骨の折れる音だった?」

 と嬉しそうにナディアが笑顔で言うと「ナディアは、ドSなのか?」

 けらけら笑いながら、こちらも嬉しそうにしていた。


 お腹も空いてきたので、宿へ戻ることにした。

 しかし、ウキがいつの間にかいなくなっていることに気づく。

「・・・あれ?ウッキーがいない」

「またどこかで屋台でも見つけたんじゃない?」とナディアは言うが、なんとなく嫌な予感がするノア。


 ――その時


「へへへ、よく来てくれたなぁ、おまえ久しぶりじゃないか、ウキ坊や」

 路地裏から聞こえるひときわ悪そうな声。

 駆けつけると、そこには地元のゴロツキに囲まれ、壁際に追い詰められたウキの姿があった。

 ウキの顔は引きつっているが、目だけはどこか覚悟を決めているように見える。

「おまえ、昔うちの情報売って逃げただろ?どの面下げて戻って来たんだ?」

「今更冒険者様かよ。背中に貼られた“アレ”まだ残ってるんだろ?」


 ノアがその言葉に眉をひそめた瞬間、後ろから現れて・・・。

「黙れよお前、うちらの仲間に何してんの?首と胴体をさよならさせてやろうか?」

 刀の刃先をその男の首に押し当てながら言うと、空気が凍りつく。

 ゴロツキたちは顔を引きつらせ「・・・チッ、相変わらずヤベエ連中だな・・・」と言い残し、

足早に去って行った。


 助けられたウキは、苦笑しながらもどこか寂し気な顔で言った。

「・・・姐さん、見られたっすね、オレの過去を・・・」

「ん?過去ってなに?お前の過去は盗賊だろ?他人の過去に興味ない」

 ノアはそう言いながらさっさと歩き出した。

「姐さん・・・」ウキは泣きながらついてきた。


お読みいただきありがとうございます。

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