最終話
「「なんでこの女と一緒に呼ばれたの?」」
「お互いを指さして、開口1番ハモるなんて仲良いね、君たち」
「「はぁ!?誰がこいつと!?」」
「おーおー、息ぴったり。それじゃあそろそろ自己紹介しようか」
「天野凍子」
「春川凜々」
「はい、よく出来ました。今回はこの僕作者であるダノンとこの子達で、今回の作品のあと語りをします。例によって細かい描写は挟みません。なぜなら」
「めんどくさいからでしょ」
「はい凍子ちゃんありがとう」
「それで、あいつは今回来ないの?」
「あいつ?」
「電池専用の神」
「あー……」
「お呼びとあらば即参上!です」
「めっちゃニコやかに出てきたね」
「そりゃあ、呼ばれましたもの」
「個人的には全ちゃん呼ぶとカオスになるから呼びたくないんだけどなぁ」
「作者様、春川凜々さんがポカーンとしてますよ」
「展開が怒涛すぎてついていけない」
「「「これが平常運転」」」
「あら、凍子さんは初めてなのにこのノリがわかってらっしゃるのですね」
「だって、同じ作者から生まれたからねぇ」
「さて、前置きはこの辺にして本題入るぞー」
「ふふ、そうですね」
「皆さん、『まるでアドベンチャーゲームですね』及び『俺の幼なじみと従姉妹の仲が悪いので誰か助けてください』いかがだったでしょうか?楽しんで頂けたなら幸いです」
「作者様、今回はプロット書いたのですか?」
「まるアドは書いてたけど、2章の方は全く」
「また行き場たりばったりね」
「ほんとにね」
「凍子と凜々の視線が痛い!」
「1番のイレギュラーは工藤明菜さんですよね?」
「そうそう、最初はあの子、雄一郎に恋する一般モブ生徒Aのはずが、思いつきで名前つけたら自我持っちゃったんだよね。まぁおかげで話広がったけど」
「2つ目のイレギュラーは工藤紅葉さんですね」
「うん、あの子いつの間にか健人ちゃんに恋してたんだよね。結果的に初期案に戻ったけど」
「「「初期案?」」」
「そう、最初は雄一郎に健人ちゃんが殺されて全ちゃんに異なる世界でそれぞれの女の子を救ってから雄一郎に殺される世界に戻される。そして3人のヒロインが健人ちゃんを救う。って感じだったの」
「それがなんで1つの世界になったのよ」
「単純に3人のヒロインが持つ闇が広げられなった。2人までは思いついたんだけど、3人目がなかなか難解でね」
「それがあたし、凍子とこの女、凜々だったの?」
「凜々はそうだね。けど、凍子は違った」
「と言うと?」
「初期案では凍子は雄一郎を出汁に健人ちゃんを陥れる存在だったの」
「それがなんでヒロインになったんですか?」
「私にもわからん」
「「「おい」」」
「いつの間にか紅葉さんもヒロインになって最初とは違うけど、ヒロインが3人になったの」
「あたしは健人を殺して自害したけど、それは最初から考えてたの?」
「うん、3人の個別ルートが決まった時に凍子はバットエンドって決めてた」
「なんでよ!?」
「自分のやってきたことに胸に手を当てて考えなさい」
「私、春川凜々と緑葉凜々が別人になったのは?」
「私にもわからん」
「「「おい」」」
「たんぽぽをどうするか考えてたら、いつの間にか2人に別れてた」
「私が主人公の番外編は?」
「それも案として考えてあるよ。全然話広がってないけど」
「おい」
「だって別作品にこともあるんだもん」
「あたしが主人公の番外編は?」
「それは考えてない」
「おい」
「凍子ルートで区切って終わり」
「あたしだけ扱い悪くない!?」
「だって最初から悪役だったし」
「私が主人公の番外編は?」
「全ちゃんルートなんてあるわけないでしょ!既に他の作品に介入してるんだから!」
「えー」
「えー。じゃありません」
「じゃあ代わりに別作品で私の出番増やしてください」
「全ちゃんは勝手に飛び出して来るでしょ」
「てへぺりんこ」
「はぁ……。じゃあこの辺でお開きとしましょうか。改めて皆さん、この作品を読んで頂きありがとうございます。別作品も読んで貰えたら幸いです」
「「「ありがとうございましたー」」」