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魔界の皇帝となった俺






俺は一年前、天界から追放された......






魔界にやって来た俺は、チホリリス軍に入隊した


チホリリスのパパが引退して以降、チホリリス王国の力は弱まり、魔界の至る所で独立する国が乱発し魔界は戦国時代と化していた


もちろん弱体化したチホリリス王国には、幾度も敵の魔の手が襲ってきた


だがチホリリス王国に攻めてくる悪魔どもを、俺の圧倒的な戦闘能力により返り討ちにしてやった


俺はたくさんの武功をあげた


俺は出世しチホリリスの側近にまで駆け上がった


チホリリス王国は、魔界で着実にその力と影響力を増し魔界の大国となった






俺は戦いに辟易へきえきしていた


プライベートでは元カノ、天使ミラとの思い出の地である、人族と亜人中心の世界にあるアーサー王国に度々訪れた


そんな俺を見てチホリリス王国の女王チホリリスは、人族と亜人中心の世界の、北の大陸の西にある、通称悪魔の穴と呼ばれる、突然人族と亜人中心の世界と魔界のチホリリス王国を繋ぐ出入り口として現れたその穴のそばの広大な土地に、チホリリス王国軍の中から構成された悪魔達で悪魔の国を作り、そこの国王に俺を任命してくれた






俺は国王になった……






次にチホリリスと俺は、戦国時代と化している魔界を終わらせるべく、荒れた国々を支配下に置いていこうと画策かくさくした


だが、大した調略をすることも無く、強大な国となったチホリリス王国に大群で押しよせられると、あらがう国は少なく、一人、また一人と他国の国王達は俺たちにひれ伏し、チホリリス王国の属国となっていったのであった......






チホリリスと俺は、ついに魔界を統一した……






チホリリスと俺は魔界の国々を新たに再編、組織化し信頼する仲間と共に信頼出来る王や貴族達を中心に魔界帝国を作り皇帝を置くことになった


チホリリスは他の王や貴族達と共に俺の元へやって来て俺に皇帝の座について欲しいと願い出てきた






俺は迷った……チホリリスこそ皇帝にふさわしいと思ったからだ


だがチホリリスは言った


ルキ……みんなが皇帝と認めるのは、あなたしかいないのよ……






俺は皇帝となった……








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