表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

49/188

大賢者ササーヤンのタラコボート

女神見習いココアサンドラと大賢者ササーヤンは、ビーチにやってきた……


太陽がさんさんと降り注ぎ、波も穏やかで気持ちが良い


(全く……アーサー王国は冬だって言うのに……リゾート地のにんじん島は、この暑さ……さ、い、こ、う……ここは天国だわ!!!!)


ココアサンドラがビーチに、ビーチパラソルを立てながらそう思っていると、隣のビーチパラソルの下の少女が喋りかけてきた


「あの、あなた、背中にサンオイルを塗ってくださる?」


「はっ? 自分で塗りなさいよ! って大体挨拶もなかったわね……あなた、一体誰よ」


「え~、私~、私は~、天使見習いの~、ミユナシアよ~、よろしくね~」


「ふ~ん、そ~なの~、よろしくね~」


「ちょっと! 私のモノマネしないでよ! あー、せっかくのバカンスが台無しだわ!」


そう言うと天使見習いのミユナシアはどこかに行ってしまった






そこに入れ替わるように大賢者ササーヤンが、トロピカルジュースを2つ持ってやってきた


「はい、ココアサンドラ」


「あっ、ありがとう……ほんと最高だね……これでバナナボートなんか乗れたらもっと楽しいのにね」


「バナナボート? 出そうか?」


「えっ、あるの?」


「あるわよ、タラコボート」


「何よ、タラコボートって!」


「待ってて、今出すから」


大賢者ササーヤンはそう言うと賢者の杖を取り出し呪文を唱えた……


「たーらこー、たーらこー、わーたしーのー、たーらこー」


すると目の前に、ふわふわと浮かぶ巨大な焼きタラコが現れた!


「ちょっと! なんで焼きタラコなのよ!」


「だって、生のタラコは乗り心地が悪いやん……」


「いや、そういうことを言ってるんじゃなくて……」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ