表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

109/188

カフェ・ド・セリーナのキッチンカーにのる神官

ここはエルフ湖のほとり……


エルフの男達が1台のキッチンカーに群がっている……


今から3時間程前アルテミス神殿には神官ユーカリスが神官服を脱ぎ捨て姿見に向かいポーズをとっていた


美しくしなやかな肢体だ……


さっきまで、コーチス王が月の女神アルテミスに謁見する為にアルテミス神殿を訪れていたので神官ユーカリスが儀礼を取り仕切っていたのだ


ユーカリスは私服に着替えるとエプロンをした


エプロンの上部にはカフェ・ド・セリーナのロゴと可愛い文字がプリントされていた


「さてと……行こうかな……」


ユーカリスは部屋のドアを開けた


下を見るとヒヨコの獣人ヒヨさんがいた


ユーカリスはドアノブを持ったまま、開けたドアをそのままゆっくりと閉めた


「ヒヨさん、俺と付き合えってうるさいのよね」


ユーカリスはそう呟くとテラスに出た


そして部屋にあった長いロープをテラスの端に結ぶとそのロープを伝って降り始めた


なかなかの高さだが怖がる素振りはまるでない


ユーカリス...見た目は上品でどこか儚げで女子力が飛び抜けて高そうだが、その実、根は男勝りだ


それもそのはず元々上級聖騎士パラディン..……戦えば今でも相当強い


トンッ……


ユーカリスは地面から1mの高さまでくると軽快に地面に飛び降りた


その足でアルテミス神殿の屋外駐車場へ向かった


ユーカリスが向かった先にはキッチンカーがあった


可愛い見た目だった……もちろん内装も可愛い……キッチンカーの左側上部にはカフェ・ド・セリーナと書かれた看板があった


ユーカリスはキッチンカーに乗り込むと呟いた


「エルフの国のほうに行ってみようかな」


日差しが強烈に照りつける中、キッチンカー、カフェ・ド・セリーナ号はゆっくりと動き出した


そして今、ユーカリスが運転するキッチンカーはエルフの国に入りエルフ湖のほとりに来たのだった


エルフレイクサイドアリーシャホテルが建設中で、たくさんのエルフの男達がいるのを見つけたからだった


ユーカリスがキッチンカーを止め開店準備をしているとキッチンカーに気づいたエルフの男達がやってきてユーカリスの美貌に見惚れている


そして開店した途端、瞬く間に全ての商品が完売してしまったのだった……


エルフの男達がいなくなりユーカリスがカフェ・ド・セリーナに戻る為、キッチンカーに乗ろうとした時、エルフレイクサイドアリーシャホテルのほうから1人の女性が急いでユーカリスのほうに走ってくるのが見えた……


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ