高校の自己紹介でギャグをかましてみた!?
「皆さんこんにちは。田中です。僕は先日、蛙を見つけたんですが、ひっくり返っていたんです。」
少し間を置いからクラスメイトを見渡し、こう言い放つ。
「そう。これがまさに “カエルがひっくり返る” 」
僕は渾身のギャグをかました。
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こんにちは。僕の名前は、田中 隼人春から桜仙高校に通う一年生だ。
突然だが、僕は中学の友達とある賭けをしている。
その内容は、自己紹介でギャグをかまし、どちらが笑いを取れるか?というものだ。
ごくごくシンプルで、地獄のようなチャレンジなのは言うまでもない。
僕はワクワク半分、緊張が半分で、教室に入る。
『一年五組』
それが僕がこれから一年通う教室である。
僕は勇気を出して教室に入る事にした。
“ガラガラガラガラ”
扉を開けて、教室に入る。
既にほとんどの人が着差きしていた。
しばらくすると、担任らしき人物がはいってきた。
「これから一年、このクラスの担任を務める 佐瀬 大地だ。よろしく」
その後は、先生がいくつかの連絡をする。
そして、その時は来た。
「よし。なら次は自己紹介だな。出席番号順にして行ってもらう」
先生がそう告げた。
「こんにちは! 佐藤 杏奈です! 皆さん一年間よろしくね!」
「安倍 楽人です。 仲良くしてもらえると嬉しい」
「三笠 有栖です…. よっ…よろしくお願いします!」
しばらくすると、俺の番が回ってきた。
「こんにちは。田中 隼人です。一年間よろしくお願いします」
それだけでは終わらない。
「先日、道路でカエルを見つけました。。ですが、ひっくり返ってしまいました。
そう…… “カエルがひっくり返る” ってね」
「続きまして、もう一つ。 僕ははカレーが大好き何ですが、甘口だと勘違いして辛口を食べてしまいました。
“カレーは辛れ〜!”
渾身のギャグをかましてやったぞっ!
僕は溢れ出る達成感に、腕を高々と挙げガッツポーズをするそして、
「自由の女神!」っと
周りを見ていると、先ほどまでの和やかな空気が嘘かのように、皆苦笑いを浮かべている
「あの…… 椅子に座っても、いいっすか?
僕がそう尋ねると、クラスメイトの一人が吹き出した。
「ブホッ」
それに釣られて、他のクラスメイト達も何人か吹き出し始めた。
僕はギャグが受けた事に、満面の笑みを浮かべ着席した」
先生が唐突に、何かを思い付いたのか口を開いた。
「自己紹介ではなく、これが本当の事故紹介か…… ブフゥっ」
先生が自分自身のギャグに吹き出したのをきっかけにクラスが笑いに包まれる
「ともかく。お前ら一年間よろしくな」
先生のその言葉にクラスメイト達は皆頷いた。
当の僕は、一年間楽しいクラスになりそうだなぁっと考えながら、新しいギャグを考えるのであった。
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