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自分に問うこと、それは生きること

作者: ドルファイ76

不安の多い時代である。

多くの影響、多くの事柄、そして多くの選択。


世界は大きな波となってうねり荒ぶり翻弄する。

そして私達は、世界の大きさを捉えきれずに立ち尽くす。


人生も同じである。

一時は全て上手くいったとしても、

次の瞬間には、失敗することだってある。


禍福は糾える縄の如し


と言うが、正にそのとおりである。


大きな失敗をしたとき、人間は理由を求める。

自分が間違っていたのだろうか?

ふと疑問が湧いてくる。


立ち止まって考えてみる。なぜ?と。

考えても良い答えがでないかもしれない。

なんとかして答えに近づくために、他者に正解を求めるかもしれない。


それも良いとは思う。

ただ、私はこの自身への問いを大事にして欲しいと思う。


なぜか。


それは、あなたの世界への問いだからである。


どういうことか。


私達は、全員が同じ世界で生きていると思っている。

思ってしまっている。

だが、それは違う。


正確には、あなたという今生きている人間から見た世界である。


その視点を通して世界を見ている。

同じ様に、他の人もそれぞれが見ている世界がある。

つまり、人間の数だけ違う世界がある。


本当にそうなのか?と思うかもしれない。

例をだそう。


りんごを見たとき、食べたいと思うか、

絵を描きたいと思うか、人によって違ってくる。


何を思うかが違うと、次の行動だって違ってくる。

実際に食べる人もいるし、絵の具を買いに行く人もいる。


そう行動も違ってくるのだ。

すると、それぞれの世界への影響も違ってくる。


ここで重要なことは、

誰かの行動があなたの世界に影響を与えるかもしれないが、

その度合いは違っていることだ。


こんなことを書くと怒られるかもしれないが。

成功者のハウツー本を読んで成功できるわけではない。


なぜなら、時代も違うし、周りにいた人も違うし、何より人が違うからだ。


方法論を試した人間が違う、それは世界が違うから。

住む世界が違うと良く言うが、そのままの意味である。


本当に違っているのだ。


ならどうすればいい?


私の世界だけなのであれば、自分勝手に振る舞えば良いのだろうか?

いや、それも考えないといけない。


なぜならあなたの行動が、他者の世界にも影響を与えてしまうからだ。

だからこそ問わねばならない。


自分自身に。


なぜ?と。


そこで考えぬいた答えは間違っていてもいい。

あなたが納得した答えは、少なくとも自身の世界には影響を与える。


何より問いを深め行った行動は、納得できるし自分の心がとても清々しい。

そしてそれは美しいことだと思う。


だからこそ勇気を持って欲しい。


自分の答えが出たその時こそ、

今この世界で生きていることを実感できると、私は思うのである。

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