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短編小説の本棚

夏休みのとある一日

作者: 空野 ゆめ

俺は勇者。

今、魔王に奪われた物を取り戻すための旅の最中だ。


魔王め、俺の物を悪気なく奪いやがって...許さん!



そう考えているうちに、灼熱地獄のような場所に着いた。

ここを通らねば、望んでいる物は手に入らない...俺は覚悟を決めた。


マグマがぐつぐつといっているが、俺は等間隔に飛び出た石を足場にして、ぴょんぴょん跳び移る。

順調だった。


なのに、最後の最後が遠い。

なぜだ、神は俺を地獄へと突き放すつもりなのか?!



そして、目の前にいる女王が言う......
















「こら、早く横断歩道渡りなさい。

弟に食べられたプリン、買いに行くんでしょ?」



勇者はプリンを求め、最後の足場を跳んだ。

無事に横断歩道を渡りきり、スーパーへと勇み足で行くのであった。


今年も、平和な夏休みは終わる。

来年の夏休みも、どうか平和に。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 平和な世界ですね! そして僕も小さい頃に「白線から落ちたら死ぬ」と言うよくわからない遊びをしていたのを思い出しましたw 魔王の正体も理由もとても可愛らしくニヤニヤしてしまいました。 短い…
[一言] 平和な世界だ! プリンを勝手に食べるのは本当に魔王だと思います。 うちの魔王はお菓子ストックを勝手に荒らして減らしていきます。
[良い点] プリンを求める勇者、とても面白かったです。 夏休みが平和で何よりです。
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