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人狼学園  作者: 天草メイ
1日目
9/39

ルナサイド


日直の先生を待っていても、誰もこない。


仕方なく指示通りに天文台に向かう事にした。


「あ、ルナ!」


先に待っていたのは「大狼」。

といっても、いつも通りピンクのオーラを放っている。


「よかった、今夜は一緒にいられるね!」


「彼女かよ……それにしても、先生たち、私たちを置いて帰っちゃったのかな?」


「私だって帰りたいよぉー」


「でももう、学校閉まってるよね」


厳重にセキュリティ管理がされている私たちの学校では、日直の先生が帰ってからは学校に入る事はおろか、出る事すらできない。もっとも、それで一晩閉じ込められた生徒など聞いた事もなかった。


「そうだよね、もう学校閉まっちゃったか」


「でもたまには学校に泊まるのもワクワクしない?」


「そうだね!」



最初こそ怖かったが、今ではむしろこの状況を楽しんでいる。




しばらく満月を眺めながら話をしていたら、手元の時計は0時に近づいていた。


「もう寝てもいいかな?」


「天文台で寝るの?」


「毛布もあるし大丈夫!」


「そうだね、じゃあおやすみ!」


「おやすみ」




眠ろうとした時のことだった。


身体中に激痛が走った。


身体が奥から割かれそうな痛みだ。とても耐えられそうにない。


私は声を上げようとしたが、それよりも先に気を失った。最後に、鐘の音を聞いた気がした。


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