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占い師1サイド
ドアを開けるなり、無数の本に出くわした。
机の上にはタロットカードがある。奥にある椅子に座って、タブレットを確認する。
____夜のアクションを開始してください____
____あなたは【占い師】です。毎晩一人ずつ村民一人を占い、「人狼」か「村人」かを知ることがます。妖狐を占った場合、呪殺することができます____
なるほど、まずは妖狐を呪殺できればいいのか。
____占うプレイヤーを選んでください____
なんの根拠もない。怪しい人物も思い浮かばない。なんとなくタロットカードを取って、ルナを占ってみた。
____ルナさんは「人狼」です____
いきなり黒判定。それにしても勘がよすぎるのではないか。
「まさか……ね」
自分はもしかしたら狼少年かもしれない。こんな一発目で当てるなんておかしい。